職人気質のこだわり屋、オランウータン

「納得しないと、やりたくありません」

オランウータンは、個人主義の職人タイプ。

「物事のしくみを把握したい」という欲求が強く、何事に対してもまずは物事を自分の頭で考えるのが大好きです。他人からの評価はほとんど意に介さず、自分が興味を持てれば仕事でも趣味でも、どんどん積極的に取り組みます。独自の切り口で、オリジナリティの高いものを生み出すことの多いタイプです。

仕事でもプライベートでも、オランウータンが生み出す物は、チンパンジーやボノボ、ゴリラから称賛を浴びることも少なくありません。しかし、オランウータンが求めているのは周囲からの評価ではなく、「納得」です。何をやるにしても、自分自身が納得できないと、一気にモチベーションが落ちてやる気を失ってしまいます。また、あまり感情を表に出さないため、周囲の人からは「何を考えているのかわかりにくい」と思われてしまうことも少なくありません。

「あんまりみんなから好かれようとは思ってないんで」

オランウータンも人づきあいをしないわけではありませんが、その前提には「個人」があります。当然、集団行動は苦手。元気いっぱいで常に社交的なチンパンジーや感情表現豊かなボノボからは「人づきあいのできない人だ」と思われているかもしれませんし、組織に従順なゴリラからは「変わった人」と警戒されているかもしれません。

ただ、そもそもあまり周囲を見ていないオランウータンは、そういう周囲からの「白い目」は気に留めません。褒められても貶されてもあまり意に介さず、マイペースを保って過ごすのが、オランウータンの特徴です。


社交的なリーダータイプ、チンパンジー

◇チンパンジータイプの性格傾向

「なんだかんだいっても結局人生、勝つか負けるかでしょ?」

チンパンジーは外交的で社交的なリーダータイプ。
明るく活発なので、初対面の相手でも人見知りせず、どんどん仲良くなれます。仕事でもプライベートでも、ともかく物事を前に進め、結果を出していくのが得意です。仕事の手順や方法が多少荒っぽくても、これと決めたら実現する。そのスピード感と実行力で、周囲の尊敬を集めることが多いでしょう。

一方で、感情的で、怒りっぽい側面も持っています。特に、自分の仕事を周囲から称賛してもらえないのは我慢できません。ライバルを蹴落としてでも、成果を上げようとする、攻撃的な一面も持っています。飲み会などでも自分が目立ち、注目を浴びるようにふるまおうとします。

「理屈はいいから、とにかくやってみようよ」

会社でもプライベートでも、目立つ存在のあなたは、集団の中でリーダー格になることが多いでしょう。もし部下や後輩にボノボやゴリラがいる場合、ぐいぐい引っ張っていくことができますが、ルールや規律にうるさいゴリラが上司だったり、マイペースなオランウータンが部下だと、自分の思ったとおりにいかず、イライラしてしまうこともあります。

チンパンジータイプは、概ね周囲から尊敬を集めています。でも、組織内での自分の地位や力関係を気にしすぎていると、独立心の強いオランウータンからは「俗っぽい人だなあ」と思われてしまうかもしれません。一方、あまり攻撃性が強く出てしまうと、平和主義のボノボやゴリラからは嫌われてしまうこともありますので、気をつけましょう。


感情豊かな人気者、ボノボ

「ねぇねぇ、聞いて?」

ボノボは感情表現豊かなほんわかタイプです。

笑ったり泣いたり怒ったり、感情表現が豊かです。相手が自分のことをどう思っているのか、嫌われていないか、自分の気持ちが伝わっているか。そういう、互いの感情をもっとも大切に考えています。

人と話をするのが好きで、一人で過ごすのは苦手。仲良しな相手となら、何時間でも話し続けることができます。飲み会などに呼ばれることも多く、場を和ますのが得意です。仕事でも、高いコミュニケーション能力をいかした営業や、大人数のチームで力を合わせるときには力を発揮します。

一方、人前で演説やプレゼンをしたり、論理的に物事を説明して相手を説得することなどは苦手。特に、てきぱき仕事をこなすチンパンジーや、論理的な説明を好むオランウータンからは「結局何を言いたいの?」と呆れられてしまうこともあるでしょう。責任ある立場に立つことは好まず、出世欲もそれほどありません。嫌われず、みんなと仲良く過ごすこと。それがボノボにとって、いちばん大切なことです。

「私のこと、ほんとはどう思ってるのかなあ・・・・・・」

基本的には人に好かれるタイプなので、どんなグループでもすんなりなじむことができますが、自分の喜怒哀楽に共感してくれないとすぐに寂しくなってしまいます。チンパンジーの攻撃性にいちいちドキッとしてしまったり、オランウータンやゴリラの冷静さに、「私のこと、嫌われていないかな?」と勝手に心配になってしまうこともあります。


平和主義の安定志向、ゴリラ

「みんなはどうしたい?」

ゴリラは仲間思いで生真面目な規律タイプ。
朝起きてから寝るまで毎日変わらない日課を、穏やかで物静かにこなしていくという、安定的な生活を何よりも大切にします。

何より集団の調和を乱すのが嫌いなので、自己主張はあまりしません。内気で臆病な側面もありますが、安定的で包容力があるため、グループではリーダー的ポジションを引き受けることもあります。ただ、変化を嫌うため、リーダーになったゴリラは部下から"頭が固い上司"と思われてしまいがちです。

「普通がいちばん、幸せだよね」

「変わらない日常」を何より大切と考えているため、イレギュラーな事故やトラブルによって習慣的な日常が壊れてしまうと、動揺します。一方で、そうしたトラブルによって、仲間や自分たちの所属するコミュニティが危機に陥るところまで来ると、俄然、敢然と立ち上がる勇気を秘めているのもこのタイプです。

目的のためには手段を選ばないチンパンジーや、全体の秩序をあんまり考えないオランウータンと一緒になると、気苦労が絶えないかもしれません。ボノボの天真爛漫な明るさにはあこがれることがありますが、「ああいう明るいのは自分には無理だな」と諦めて、家族や仲間とのたんたんとした日々が継続していくことに満足しているのがこのタイプです。