オンライン講座開催
講師:ライアナ・サイーフ博士
[ロンドン大学ウォーバーグ研究所特別研究員]
Liana Saif
聞き手(通訳含む):鏡リュウジ
[占星術研究家]
Ryuji Kagami
[講座テーマ]
中世アラビアの魔術書『ピカトリクス』
ピカトリクス・・・・・・この謎めいた響きの言葉を聞いたことがあるでしょうか?
それは中世アラビアで成立した奇怪な魔術の書物です。望むままに愛をひきつけ、病を癒し、財をもたらし、その気になれば街ごと破壊したりすることができる、魔術の方法がしたためられています。
神々への壮大な祈り、面妖な護符、複雑な手続きの儀式・・・・・・本書からは禁断の魔術が放つ危険な魅力がたちのぼります。
しかし、この魔術書は単なる野蛮な迷信の本ではありませんでした。ルネサンス期の哲学者マルシリオ・フィチーノは、この本を深く研究し健康論の本を著し、ルネサンスの図像にも大きな影響を及ぼしました。またそこにはギリシャ、アラビアの哲学思想の基盤を見ることもできるのです。
その鍵は、星の力を引き寄せるという天と地を結ぶ壮大な思想。
ヴェールに包まれていたピカトリクスへの関心は、日本でもますます深まっています。
とはいえ、ピカトリクスは難解です。一見すると、奇妙な狂気の書にしかみえません。一体この書はどこでどのように生まれたのでしょう? そしてそれはどんな価値をもつのでしょう?
この伝説の書の起源と意義を、ロンドン大学ウォルバーグ研究所の特別研究員で、アラビアの神秘思想研究の第一人者ライアナ・サイーフ博士が解説します。ピカトリクスは、今日の私たちにどんな魔法をかけてくれるのでしょうか?
鏡リュウジ
ライアナ・サイーフ Liana Saif Ph.D
アラビア神秘思想研究者。オックスフォード大学(セントクロスカレッジ)特別研究員を経て、現在、ロンドン大学ウォーバーグ研究所特別研究員。西洋とイスラムの秘教、オカルト思想の影響関係を研究テーマとし、ピカトリクスの写本を調査、研究。著書にThe Arabic Influence Early on Modern Occult Philosophy Palgrave Macmillan 2015
鏡リュウジ
占星術研究家・翻訳家。国際基督教大学卒業、同大学院修士課程修了(比較文化)。占星術の心理学的アプローチを日本に紹介し、従来の「占い」のイメージを一新。占星術の歴史にも造形が深い。英国占星術協会会員。日本トランスパーソナル学会理事。平安女学院大学客員教授。京都
文教大学客員教授。主な著書に『鏡リュウジの占星術の教科書Ⅰ』『占星術の文化誌』、訳書に『ユングと占星術』『魂のコード』『世界史と西洋占星術』『占星術百科』『占星医術とハーブ学の世界』等多数。
[講師:ライアナ・サイーフ博士/聞き手(通訳含む):鏡リュウジ]
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受講料 11,000円(税込)/申込締切:7月27日(月)午前中
オンライン講座概要
[日時]
2020.7.28(火)
日本時間 19:00〜21:30(途中休憩15分)
[受講料]
11,000円(税込)
※お支払い方法:クレジットカード/ PayPal決済
※申込受付締切日:7月27日(月)午前中/詳細はお申込後に送信のメールをご覧ください。
本サイトよりお申込みされた方に、メールで決済方法、及び、受講方法をお送りします。お申込み後、3日以内にメールがない場合は、迷惑メールをご確認の上、meetin@yakan-hiko.com迄お問い合わせください。
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主催:株式会社 夜間飛行
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