開催要旨
当シンポジウム「デジタル時代の表現の自由と知的財産」では、クレジットカードでの取引において、コンテンツの決済を拒否される問題に加え、生成AIも含めた表現と知的財産のあり方が問い直されている問題について議論してまいります。
クレジットカードの国際ブランドだけでなく、ビッグテックによって経営されているプラットフォーム事業者と、国民の持つ固有の権利である「表現の自由」およびデジタル立憲主義のアプローチについて、政府・法制度と技術論の観点から現状と将来のあるべき姿について迫ります。
日時
2024年9月19日(木)18:30〜20:30
(リアル・オンライン同時開催、アーカイブあり)
[会場]ビジョンセンター赤坂(地図)
東京都千代田区永田町1-11-28 合人社東京永田町ビル 8F
[アクセス]東京メトロ「永田町」駅3番出口すぐ
東京メトロ「赤坂見附」駅徒歩5分
シンポジウム概要
- 第1部:基調講演
山田太郎(自由民主党・参議院議員) - 第2部:パネルディスカッション
- ●登壇者
- 荻野幸太郎(NPO法人うぐいすリボン理事、情報法制研究所・上席研究員)
山口貴士(弁護士)
境真良(iU情報経営イノベーション専門職大学/経済産業省)
おぎの稔(大田区議会議員) - ●モデレーター
- 山本一郎(情報法制研究所・事務局次長)
- ●テーマ
- 1. カード決済問題が問い直すコンテンツ流通への影響と表現の自由
- 2. 新サイバー犯罪条約と表現規制
- 3. 生成AIと著作権問題 ―― イラスト、声優、アニメなどの無断使用と文化資産保護
- 4. プラットフォームによる影響力と知的財産の保護 ―― AIによるコンテンツ生成と既存の著作物の関係性
登壇者プロフィール
山田太郎
1967年東京生まれ。自由民主党・参議院議員。2019年、第25回参議院選挙に自由民主党公認として出馬。自民党の参議院比例候補者の中で得票数第2位で当選。前デジタル大臣政務官兼内閣府大臣政務官。
荻野幸太郎
1980年静岡生まれ。NPO法人うぐいすリボン理事。近著『縮小社会の文化創造』、共著に『静岡に学ぶ地域イノベーション『公共ガバナンス論』など。情報法制研究所・上席研究員。
山口貴士
1976年生まれ。弁護士(東京弁護士会/State Bar of California)(カリフォルニア州弁護士会)。リンク総合法律事務所所属。全国霊感商法対策弁護士連絡会メンバー。
境真良
1968年東京生まれ。経済産業省消費者政策研究官、iU(情報経営イノベーション専門職大学)准教授(専任)、国際大学GLOCOM客員研究員。著書に『テレビ進化論』『Kindleショック』『アイドル国富論』などがある。
おぎの稔
1985年群馬生まれ。大田区区議。2015年に大田区議会議員選挙で初当選。2020年より議員系Vtuberとして配信活動開始。東京政策フォーラム・都民ファースト・国民民主・無所属の会幹事長。
山本一郎(モデレーター)
1973年東京生まれ。東京大学政策ビジョン研究センター(現・未来ビジョン研究センター)客員研究員を経て情報法制研究所・事務局次長。著書に『読書で賢く生きる。』、共著に『ニッポンの個人情報』などがある。