夜間飛行メルマガ
家入一真 
生け贄スタイルの理論と実践<配信終了>
数々のWEBサービスやカフェを立ち上げ、「遊び場」を作ってきた家入一真がメルマガ業界に殴りこみ(1年ぶり、2度目)。今の世を生き抜く為の思考や新しい働き方、「個」の可能性を引き出すアイデアなんかを書いていきます。質問や悩みに真剣に、時にはふざけながら答え、読者の方々と一方通行ではない関係性を築けたらと思っています。どうぞよろしくお願いします!

【 最新発行日 】 2013年 06月 15日
■家入一真メールマガジン「生け贄スタイルの理論と実践」創刊にあたって

どもども、家入一真です。

家入メルマガ出します(1年ぶり、2度目)。実はちょうど1年前くらいに発刊した事があるんですが、ハイテンションでとち狂った様に毎日バシバシメールを送りつけてるうちに燃え尽きてしまい、何と1ヶ月で廃刊。無念。ごめん。

そんな黒歴史をずっと抱きしめて今まで生きてきました。枕を涙で濡らす夜もありました。ずっと、ずっと再開したいと思っていました。ようやくです。本当に嬉しい。こんなダメダメな僕に再チャレンジの場を与えていただけるなんて。年を経る毎に謝罪と感謝の回数が雪だるま式に増えていきます。

僕は起業家って肩書きの通り、今までとにかくベンチャーを立ち上げまくってきました。まず20代前半で起業した、ロリポップレンタルサーバーやブクログなどのユニークな個人向けウェブサービスをたくさん運営しているpaperboy&co(通称ペパボ)。ペパボを上場させた後は、都内で複数のカフェを運営するpartycompanyを起業、その後スタートアップベンチャーに投資をするpartyfactory、国内最大規模のクラウドファンディング・キャンプファイヤーを運営するハイパーインターネッツ。スタッフやみなさんのお陰もあり、なんとかどれも上手い事いってくれてます。

ウェブをやったりカフェをやったり、一体お前は何者なんだ、と言われる事も多いのですが、僕の中では「遊び場」というキーワードで一貫してるつもりなんですね。ウェブサービスもカフェも遊び場。リアルだとネットだとか関係ない。遊び場を作って、自らユーザーさんと一緒になって遊びながら、ビジネスやコミュニティを作ってきました。

さあて。次は何をやろうか、何をやって遊ぼうか、と思ってた矢先に、震災がおきました。ちゃらんぽらんな僕もこれには打ちのめされた。何も出来ない自分の無力さに気づいてしまった。「おい!お前、今までなんとか仲間に支えられて経営とかやってきたけど、いざ1人になった時に何が出来んの?」と自分自身に問いかけてみた。何が出来んの?うーん。

とりあえず色々と考えたりアイデアを出すのは得意だな。あとはまあ適当なお喋り。んー。じゃあそれを試しに売ってみるか。という訳でサイトを立ち上げて「僕とランチが出来る券」を売ってみた。ランチをしながら僕が悩み相談とかビジネス相談に乗りますよ。と。あっという間に数十枚が完売。おお、これはいける。こんなんで良いんだ。これは僕の武器なんだな。最低限守らなきゃいけないものを守る為に、いざ1人になっても戦っていける僕の武器。生きてく為の思考とスキル。国に、会社に、原発に依存するから、いざ頼れなくなった時に困る事になる。不景気なんかも相まって、共倒れリスクの高い時代になってしまった。

そんな事を考えてるうちに、国に、会社に、依存しない、新しい組織作りが出来ないかな、と考えて、最近作ったのが「Liverty」というチーム(http://liverty.jp)。雇用関係なんか結ばずに、プロジェクト単位でメンバーが集まり、土日や平日の夜といった時間を使って、超モチベーション高くビジネスや物づくりをガンガンやる組織。雇用関係では無いので給与は払わないし、発注費ももちろん無い。ただ、そのプロジェクトから産まれた利益や評価はメンバーできれいに山分け。

集まったメンバーは様々。サラリーマンもいれば大学生もいるし、経営者やフリーランスもいればニートもいる。共通点は「依存しない自由な生き方を模索してる」って事。Livertyを通して得た収入や評価で独立してもいい。会社員を継続して、+アルファの収入でゆとりのある生活をしてもいい。自分の作りたい物の創作資金に充ててもいい。ひとつの仕事に依存するのがリスクなら、仕事も収入もリスクを分散させる。Livertyはその選択肢のひとつになれたらいい。

「個」にフォーカスし「個」の可能性を引き出す。僕らはそういうビジネスをやっていきたいし、僕ら自身も実践していく。皆さんも御存知かもしれませんが、炎上してしまった学費支援プラットフォーム「スタディギフト http://studygift.net/ 」、最近出した「顔面広告 http://ganmen-kokoku.com/」、近々出そうと思っている「オレポン」「ぼくのおつかい」といったサービスもそのコンセプトに沿ってる。

なんか固くなっちゃったな。まあそんな感じで、色んな人生実験をしながら、面白いビジネスを凄いスピードで立ち上げてく予定です。

人生は実験。壮大な実験だと思ってます。実験には失敗がつきものだし、失敗は成功の母とも言いますし、まあ実験と考えたら失敗すら超ポジティブなんです。

そんな実験を通して得た経験を生け贄目線で書いたコラムや、最近の僕の活動、新しいアイデア、僕の周辺にいるヤバい方々との対談、おすすめの書籍などを、週一くらいで連載していければと思ってます。もうちょっとふざけた物になるかもしれない。

僕はこのメルマガを、みんなと向き合っていける場所にしていきたいなあ、とか思ってます。Q&Aのコーナーなどを通じて、質問や悩みに真剣に、時にふざけながらお答えしていきます。また、ゆくゆくは読者の方々の参加型イベントなどもやって、一方通行では無い関係性を皆さんと築いていけたらと思ってますので、どうぞよろしくお願いします!

それではどうぞ、お楽しみください!

[著者プロフィール] 1978年生まれ。起業家/投資家/クリエイター。悪ふざけをしながら、リアル・ネットを問わず、カフェやWEBサービスや会社など、遊び場を作りまくっている。JASDAQ最年少上場社長。40社程の若手ITベンチャーにも投資している。解放集団Liverty代表、JASDAQ上場企業paperboy&co.創業者、カフェ運営企業partycompany Inc.代表取締役、ベンチャー投資企業partyfactory Inc.代表取締役、クラウドファンディングCAMPFIRE運営企業ハイパーインターネッツ代表取締役。個人名義でも多数のウェブサービスの立ち上げを行うクリエイターでもある。