日本の“プランB”を考える。
「代案」を持たない「言論」などありえないーー。
本クラブは、まだ考えられていないことを考える(Think unthinkable)ことを志向する、
すべての人を歓迎します。
*「ストイカ・プレミアムクラブ」は、世に溢れるさまざまな「情報」を分析し、
世界を読み解く力をつけるための研究グループ(オンラインサロン)です。
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2019/11/5 第一次会員募集の受付を開始いたしました。ご入会には、Facebookのアカウントが必要です。
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オンラインサロン/月会費6,600円(税込)
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このサロンに入会するとできること
第2次大戦後の政治・経済・社会の前提が壊れていくことを踏まえて、既存の「自由」や「真実」や「方式」に依存しないディスカッション・プラットフォームを作ります。また、ここでしか読めないオリジナルコンテンツを通じて、他では得られないディープな情報、知見が得られます。
既存メディアもネットも玉石混交となっている情報やデータに惑わされないための「格付け」に参加できます。グループ内でディスカッションを共有することで情報の質を見極める力をつけることができます。
「Daily News Pick Up」のコーナーでは、世の中に溢れる様々なニュースをほぼ毎日取り上げ、その質はもちろん、取材背景や、テーマに対する意見をグループ内で共有します。多角的な視点で捉えることで、より深く「ニュース」を読みとく力を磨くことができます。
著者のトーク+懇親会(不定期・年3回ほど、別途参加費)に参加できます。著者の書籍出版の背景や裏話なども聞くことができます。
定期的に更新されるコンテンツ
阿部重夫による記事紹介。阿部重夫が「これは必読!」あるいは「これはダメ!」と考える記事を紹介。調査・分析の深浅や、メディアバイアスのかかり方などを指摘しながら、注目事件の「本当の姿」に迫ります。毎日更新されることから、「今日の良記事!orダメ記事!」は、ホストの阿部も含めた会員同士の交流の場にもなります。
阿部重夫(筆あるいは編)から「新記事」が投稿されます。「ストイカ・プレミアム会員」だけが読める貴重な記事です。みなさんの「社会を見通すヒント」となれば幸いです。
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こんな人におすすめ
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メッセージ
ニュースを、格付けしよう
Over there――山の彼方、を信じたくなる日がある。ポストモダン、ポスト産業化、ポスト・グローバル、ポスト真実……みんな、そこに何かが到来すると思いたい。
でも、AI(人工知能)や特異点の先を、ほんとうは誰も知らない。所詮は知ったかぶり。どれもビジョンの「あおり運転」ではないか。眼前の蛇行、急停止、幅寄せに泡食って、追い越し車線で立ち往生したら、たちまち炎上の恐怖が募る。パトも監視カメラもドライブレコーダも、Over thereは事後しか頼れない。どこか脇道か路肩は?
Over here ! 車線変更のナビが要る。周囲のドライバーも、見て見ぬふりではすまない。親指を下げるdislikeサインが、エミールと探偵たちのように、あおりドライバーを追い詰める。そんな実験をしてみたい。
要するに、ニュースの本物と紛いものを格付けして、あおり屋たちをつつき出す。
十把一からげに「マスゴミ」に背を向けるのでなく、ただ炎上させてほくそ笑む「アラシ」でもなく、玉石混淆のニュースにあなたの1票、あなたの寸言を投じて、ビジョンのあおり運転を退治しませんか。
阿部重夫
Profile
阿部 重夫 Shigeo Abe
1948年、東京生まれ。ノンフィクション・ライター兼編集者。東京大学文学部社会学科卒業、73年に日本経済新聞社に記者として入社。東京社会部、整理部、金融部、証券部を経て論説委員兼編集委員、95年から欧州総局ロンドン駐在編集委員。美術企画「美の回廊」と、霞が関と政治の関係を深く掘り下げた連載企画「官僚」で、日本新聞協会賞を二度受賞。その後日経BP社に出向、「日経ベンチャー」編集長を経て98年に日本経済新聞社を退社。ケンブリッジ大学客員研究員としてイラク研究を進める。99年秋〜総合情報誌「選択」の編集長兼副社長を務める。2003年に辞任し、2006年に調査報道を主眼とする月刊総合誌「FACTA」を創刊、2019年8月末に退社。
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(学生時代)
1948年東京生れ。番町、麹町、日比谷とお定まりのコース。漢和辞典や百科事典を頭から最後まで通読するのが趣味で、途中で優等生ぶりっ子に嫌気が差し、アスリート向きでもないのにバレーボールに明け暮れた。父の意向に逆らって法学部を避け、在学中は紛争もあってもっぱら図書館で過ごし、ほとんど論文提出だけで東大文学部社会学科を卒業した。
(記者時代)
73年に日本経済新聞に入社、社会部に配属され、やがて田中金脈、ロッキード事件の取材陣に投入され、ブンヤは体力勝負と知る。4年後に整理部に異動、紙面電子製作システム「アネックス」への移行期に遭遇し、活版印刷の最後を看取ることになった。87年に金融部に 異動、キャップとして日経金融新聞の創刊とブラックマンデーに忙殺された。
(デスク時代、ロンドン赴任時代)
89年にデスク、編集委員兼任となり、マーケット以外にも手を広げてバブル取材。88年のリクルート未公開株事件に日経も巻き込まれたため、雪辱戦に政治や事件にもしばしば「越境」取材した。下っ端の論説委員となり、一面下段の「春秋」コラム筆者陣の一角に入った。コラムでスクープを書こうとして論説主幹にたしなめられたこともある。
証券部を経て95年にロンドンに赴任、拙い英語で苦労したが未知の世界を知った。サダム・ フセイン時代のイラク、香港返還時の中央アジア取材など、危険地取材の経験を積んだ。98年に日経を退社、ケンブリッジ大学で客員研究員となり、「イラクにおける大量破壊兵器の研究」の取材・研究のため、99年夏にイランを私費で 6000キロ旅した。
(「FACTA」創刊)
99年秋から4年間、総合情報誌「選択」の編集長兼副社長を務めて辞任、2006年には月刊総合誌「FACTA」を創刊、病を得て 2019年8月末に退社した。
(著書について)
バブル崩壊やオリンパス事件、東芝不正経理のドキュメンタリーなど、アドホックで何冊も共著があるが、単著は『イラク建国』(中公新書)くらいである。訳書ではフリップ・K・ディックの『あなたを合成します』『ブラッドマネー博士』(サンリオ文庫)、『市に虎声あらん』(平凡社)、『ジャック・イジドアの告白』(早川書房)があり、2018 年にはデヴィッド・フォスター・ウォレスの『これは水です』(田畑書店)、最新は19年12月予定の、ドイツ語から翻訳したエルンスト・ユンガーの『ガラスの蜂』(田畑書店)。
メモワールを書く気は今もない。記者は立ち止まったら腐るからである。
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