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あなたが本当にやりたかったことは何ですか?

今回は連休も挟むことですし、これまでとは少し違ったお題にします。
GW中にゆっくりとした時間を過ごして、自分の「本当の夢」といいますか、「本当にやりたかったこと」は何だったのか、思い出してみませんか。

僕は20代後半に、バリ島に行って5日位プールサイドに寝転がってご飯食べてまた寝転がって…ということをしたことがあるんです。すると3日目くらいに、もともと自分が人生でやりたかった夢がわぁーっと蘇ってきた。
人間は日々の生活に追われているとだんだん現実的になってきてしまいます。でもバケーションを通じて「そうだ、俺はもともとこういうことがやりたかったんだ」「こんなはずじゃなかったんだ」と思い出す。そして新たに夢に向かって挑戦する気分を盛り立てる。
これが休暇の効用だと思うんです。ぜひこのGWを使って、自分の夢が何だったかを思い起こして、語っていただけたらと思います。

NO.17   waterlily 2011/05/13 02:10:59 合計 0pt.

今回のお題の前に、第一回の、組織と個人の関係についての投稿NO.29で、
私の属する組織について書きましたが、少し訂正させて下さい。

この度、会社で、乗り越えなければならないかなり大きな変化があり、
やや日常的とは言えない状態が続いています。
でも、大ざっぱな方針だけ決定して、あとはその都度やってみて考える、という
いつものやり方で、なんとかなっていることに、
この組織も、捨てたものではない、と思わされました。
そして、もし、中間管理職の方が、普段以上にお忙しい中、
パートの私達にも説明や心遣いをして下さる、という出来事がなかったら、
私はストレスを溜めたままになっていたことと思います。
気持ちの信頼関係が、いちばん大切だと思いました。

実際の作業の現場は、相変わらずなところもありますが、
それは私自身も同じであり、
人それぞれが やれることを できるだけ 努力していくしかありません。

私の職場もそうですが、世間と同じ時期にゴールデンウイークがない人も多いのか、
本当にやりたかったことを思い出すまでもなく、夢や理想に向けて着実に歩んでいる方が多いのか、
第三回のお題は、意外と投稿が少ないのですね。

私は、お題を聞いてすぐ思い出せることがありましたが、
どう書いていいのか躊躇していると、やっぱり2週間の終わりが来そうになっています。

すごく小さい頃。
母親が、お医者さんは偉い、特に、小さな村や島にお医者さんが必要だ、
と話しているのを聞き、私は何も考えず、じゃあお医者さんになる、と笑顔で言ったけど、
家にあった家庭用医学事典の、眼の病気のイラストを見たとたん、怖くなって、
やっぱりならない・・・、と言いました。

単純に、母親に誉められたいという気持ちからだったのでしょう。

でも、それ以降、小学生になっても中学生になっても、私は、
将来なりたいものを明確に持った記憶がありません。

そして、もう高校生になっていたと思うのですが、ある晩、
自分がどうなったらいちばん幸せか、と静かに思ってみたとき、
童話のような物語の中の登場人物になりたい、と思いました。
心からそう思いました。
童話を書きたいとかではなく、現実ではない場所に生きたかったのだと思います。
(この話はいつかどこかに書いたような気もしますが、どっちだったか忘れました。)

そういう気持ちは、物語の形を変えて、現在の私にもあるようで、具体的に言うなら、
コンサート会場の客席ような異空間に身を置くのが至上の喜びと感じています。

私の夢は、特別な条件も資格も要らないものです。
誰もが、それぞれの夢を見ていける社会であってほしいと思います。

大災害と今も闘っている日本ではあるけれど、
概ね平和で、人権も法的にはいちおう守られています。
でも自殺する人がいる。 失業している人も社会に出られない人も多い。
人々が、自分自身の心の自由や精神の健康を維持しようとしたとき、
最低限の収入が必要であり、
格差社会の実体である人格への差別、障害や病気に対する無意味な偏見は、
なくしていかねばならないと思います。
私が、このメルマガ企画に興味を持つのも、茂木さんの、脳とクオリアの研究が、
社会のあり方に、さらなる真実の光を当て続けて下さると思うからです。

LAMPRIGERAさんの仰った「本然の生」が、
今回の、あなたが本当にやりたかったこと、であるのなら、
私もやはり、自分のそのことを思う時は、
まさに自分の本心によって生きようとしていることに、気づかされます。
すると、自分の能力に劣等感を持って、自己否定することが、少なくなるようです。
周りに どんな優秀な人がいても すごい努力家の人がいても 社交的な人がいても、
あまり、自分を人と比べなくなるし、むやみに妬まなくなります。

世の中や他人の尺度で計ってみることも、自分の尺度で計ることも、進歩するために必要、
一切、何も計らない時間(休む時間)を持つことも必要、
そして、尺度そのものが存在しない領域を心に思い、たいせつに持ち続けることが、
それ以上に力になる、と思いました。

ありがとうございます。