トップ 書籍一覧 メルマガ一覧 ご利用ガイド サロン・通信講座

あなたにとっての「古典」とは何ですか?

先日、『隅田川』という能を観て林望さんとお話しする機会がありました。この『隅田川』は室町時代に作られた作品ですが、いまだに多くの人を惹きつけています。また林望さんは『源氏物語』の現代語訳もしているのですが、その『源氏物語』は千年以上読み継がれている。

最近、僕は「日本は変わらなくちゃ」「英語を使ってグローバリズムに適応しないと!」といったことをずっと言い続けてきました。それで「変わらなくちゃ」というメッセージが強くなり過ぎてしまい、「変わるものだけが生き延びる」という一種の強迫観念として受け取ってしまった人もいたかと思います。

この辺りで、ちょっと一度立ち止まって、時間が経っても変わらない古典的なものとは何なのか、考えて直してみるのも必要なことのように感じました。激動の時代だからこそ、「変らなくちゃ」だけではなくて、「変らないもの」の価値も見直したい。

あなたにとっての「古典」とは何ですか? あなたにとって時間が経っても変わらない価値とは何でしょうか? 本でもいいですし、映画でもいいですし、大切な友人でもいい。みなさん、自分の「古典」を持ち寄って語り合ってみましょう!

NO.1   anywherebuthere 2011/08/16 16:02:55 合計 0pt.

 古典。最近の夏休みに文庫本に対してフェアを行うことが通例となっている。以前はもっと古典といわれるような本が多くを占めていたと思う。でも最近は売れ線でかつ新しい作品が大半を占めるようになっている。だから古典は読まれにくい時代になってきていることも事実だと思います。


 古典とは、人類が言語をもち、記録する頃から始まっているのだろうとおもう。時代時代で思想や生活の変化政治体制のイデオロギーなど。古典のすごさは、その年代を超越し、しかも風雪や弾圧にも耐えていまだに「本」として生きていることだ。

 古典が良い継がれるのは名作だからだけではなく、その本があるものを持っているからだと考えている。

 それは、自ら考え記す。そして、それを読み継ぐという行為が永遠と続いている。人間とは何か、言い換えれば「人間の本質」を考え続け、まさに真理にせまることを突き詰めているものを古典と僕は考えていますが。

つたない文章でごめんなさいです。