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あなたにとっての「古典」とは何ですか?

先日、『隅田川』という能を観て林望さんとお話しする機会がありました。この『隅田川』は室町時代に作られた作品ですが、いまだに多くの人を惹きつけています。また林望さんは『源氏物語』の現代語訳もしているのですが、その『源氏物語』は千年以上読み継がれている。

最近、僕は「日本は変わらなくちゃ」「英語を使ってグローバリズムに適応しないと!」といったことをずっと言い続けてきました。それで「変わらなくちゃ」というメッセージが強くなり過ぎてしまい、「変わるものだけが生き延びる」という一種の強迫観念として受け取ってしまった人もいたかと思います。

この辺りで、ちょっと一度立ち止まって、時間が経っても変わらない古典的なものとは何なのか、考えて直してみるのも必要なことのように感じました。激動の時代だからこそ、「変らなくちゃ」だけではなくて、「変らないもの」の価値も見直したい。

あなたにとっての「古典」とは何ですか? あなたにとって時間が経っても変わらない価値とは何でしょうか? 本でもいいですし、映画でもいいですし、大切な友人でもいい。みなさん、自分の「古典」を持ち寄って語り合ってみましょう!

NO.5   chigusaotsuki 2011/08/20 15:23:13 合計 0pt.

私にとっての古典は、野矢茂樹さんの本かな。
英語を、勉強しはじめてから、ほとんど、忘れちゃったけれど、(すいません、涙。)
心に刻んでいるのは、

ある前提から、なんらかの結論を導くことを、論証といい、
論証は、前提、導出、結論からなり、
論証には、非論理的な 「推測」 と、演繹的な 「推論」 とに、区別できる、というもの。

「推測」 は、常識や経験から判断した結論の導き方で、
「推論」 は、論理的な結論の導き方であること。

そして、論理学が扱うのは、「推論」 であること、などでした。

私の古典ですが、

『ある探求を遂行するためには、独断的に、前提するしかない。 (= 鵜呑みにされる事実)』 

というものです。
野矢茂樹さんの本に、書かれていました。
もう、どの本に、書いてあったのか、忘れていて、ごめんなさい。