「結婚」について考えてみよう!
でも今はそういったものはほとんどなくなってしまいました。また、ライフスタイルも非常に多様化していて、結婚をして子供を作るということが唯一の「幸せの方程式」ではなくなりました。ヨーロッパではすでに結婚をしない形での男女の結び付き、あるいは同性同士での結び付きも当たり前になってきています。
一方で、「婚活」という言葉にも代表されるように、日本人はいまだに結婚にこだわる側面も残っている。それなのに、男性にしても、女性にしても、適当な相手がいない、どうしたら出会えるか分からない。そんな悩みをよく聞きます。もしかしたら、こうした結婚に対する保守的な考え方が、日本人を不自由にさせているのかもしれません。
みなさんはこれからの結婚のあり方、あるいは結婚という形にこだわらない男女の結び付きのあり方について、どのようにお考えですか? 教えてください。
まずは遠藤さん ご結婚本当におめでとうございます!
この所、私の友人を含めて結婚の報告を伺う機会が増えており「そういえばもうそんな年齢なんだよな」と少し焦っている次第です、とはいえ何か行動を起こしている訳でもないのですが…
結婚については女性との関わりがほとんどなかった私にとって未知の領域で、なにもわからん!という状態ですから、この度は皆様に色々と教えて頂きたいなという体裁でいきたいと考えております。
凄くシンプルにしますと「気の合う人、美人で僕のわがままを多少聞いてくれる人」と出会えたらいいなとか思いながら、それって自分にとってただ都合が良いだけなのでは?なんてぐるぐると考えていたりします。
5年前に難病を持ってから、意識していた訳ではありませんが、私は女性との関係を持とうとしては来なかったように感じています。(モテてないだけじゃん!とは言わないで!)
これを言うと情けないのですが、仮にも難病とされているモノを持っていること、経済力もまだまだ弱く不安定なこと、何か情熱を傾けているものが実はなかったりすることなどから、私の中で「お付き合いや結婚はしてみたいが、相手の女性に申し訳が立たない」と言った様な、ある種の自信の無さがくすぶっています。
「そういうことは問題ではない」とアドバイスを頂きますし、私自身もだからといって行動をしないというのでは元も子もないと頭では考えておりますが、どうも「不安」になってしまうのです。
結局結婚せずにいれば、それなりに良い生活もできるし、自由だし、分っている苦労をかける必要も無い、などと考えて「気楽で良い」とオチついてしまったりもする訳です。
先日、森薫さんという漫画家さんの作品「乙嫁語り」を購入しました。
とても綿密に書き込まれた描画、遊牧民達の生活が空気まで見えるように伝わってくる描写など、素晴らしい作品だと思いました。主人公の夫婦はまだ若いのですが、読んでいると何となしに「こういうの、良いなあ」と思ってしまうのです。そこで、やっぱり自分も「そういう生活」が欲しいのだなあなんて気付かされます。
思えば男女に関わらず「この人と生きていたい!」と強く願った事はありませんでした。たとえ家族であろうと、家族だからこそ「ナアナア」なのかもしれません。
人からのアドバイスでは「お互い同士を見合っているよりも、二人が同じ目標(方向)を見ている関係が良い」と伺うことがあります。私は「恋愛がしてみたい」と思うことはありますが「同じ目標を追ってみたい」ということは確かにありませんでした。
最近になって、何か自分で大きな目標を作り、そこへがむしゃらになってみようと考えました。がむしゃらに走る中で、気がつけば隣に、同じ目標へ併走してくれるパートナーが見つかるのかもしれないと考えたのです。
この考え方は、どうなのでしょうか。ご結婚されている方々の、出会いなり生き方なりをたくさん聞いてみたいなと思います。