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「学歴」とは何だろうか

「学歴」とは何だろうか、ということについてみなさんのご意見をうかがいたいと思います。「学歴社会」が崩壊したとはいいながら、大手企業の中ではその採用において事実上の「指定校」制度をとっているところもあると聞きます。

はたして、18歳の時の入試の成績が、そんなに重要なのか。学歴は、それを持つ者にとっても、持たないものにとっても、やっかいな存在です。さまざまなコンプレックスの原因にもなる。情報ビッグバンで、多くの人が自由に情報にアクセスできる時代に、本当に「学歴」は必要なのでしょうか? みなさんのご意見をお聞かせください。

NO.7   thnkks0304 2011/09/25 13:16:58 合計 0pt.

相手がどういった人か判断する際に必要となる感性が鈍化しているため、学歴というわかりやすい判断指標が濫用されていることが今の世の中の問題だと思います。

学歴というものさしで相手を判断することによって、自分の心の中で安心し納得する部分があり、また同時に世間一般で学歴が相手を計るものさしとして標準化しているため、周囲のひとたちも自分の判断を納得してくれます。

相手を学歴や他のあらゆる指標を使用しないで、評価しようとした場合、様々な教養や、自分が過去にどれだけ多様な人たちと出会い、対話してきたのかという経験などが必要となります。企業の人事担当者に人を評価する上で必要となる感性、教養、経験などを持った人がどれだけいるのか、おそらくそう多くはないと思います。(私は企業に勤めていないので、人事担当者がどう人たちかわかりませんが。)

そうなると、自分がこれから同じ会社で働く、または大学で学生を選抜する際に、優秀な人材を自分の感性で見抜くことができるという自信を持つことができず、不安になります。不安な部分を埋め合わせるために学歴が頼られていると思います。

そのため、人を評価する際に必要となる感性というものを磨いていくことが必要となります。様々なことを学び、考え、人と会い、対話する。そういった経験が感性に磨きがかかり、相手と対話するだけで、相手がどういった人か判断できると思います。

竹内健太(kentatakeuchi)