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テレビって何だっけ?

ずばりあなたはテレビを観ますか。あるいは、テレビは観る価値があるものだと思いますか。

先日収録でご一緒したタモリさんは、自分の出る番組も含めて一切テレビは観ないそうです。一方で、明石家さんまさんは、自分の出演した番組はすべてチェックするだけでなく、他の人の番組もよくよく研究していると聞きます。テレビに出ている人でもそれぞれなわけです。ちなみに僕は時間があまりにもなくて、自分の出演した番組も含めてテレビはほとんど観ることがない日常を送っています。

僕は、「テレビを観ない」というポリシーを持っているわけではありません。ただ、自由な時間ができたときには、インターネットなどテレビ以外のものを観るようになってきたのも事実です。実際、仕事先のホテルに入ったときに真っ先にすることは、テレビを付けることではなくて、PCをネットにつないで、メールをチェックしたり、動画を観ることです。

一方、テレビの力が低下してきているとは言われながらも、ネットからはなかなか「メジャー」なものはでてこない。日本国民の誰もが知っているような本当に「メジャー」なものはテレビ発のものが多いというのも事実です。

また、震災時には、一日中テレビを付けっ放しにして情報を得ようとした人も多かったと思います。3.11のような緊急事態においては、テレビは一定の役割を果たしたとも言えます。

みなさんは、今のテレビに対して、率直にどのような感想をお持ちでしょうか。テレビはこれからも必要なのでしょうか。もし必要だとしたら、テレビはこれからどのような役割を負うことになると思いますか。あるいは、そもそもテレビというのは、どのようなものだったのか。みなさんの考えをお聞かせください。

NO.4   masami 2011/10/10 08:12:18 合計 0pt.

テレビはあまり見ない方だと思います。
用事をしながら、ちらちらとニュースや天気予報を見たり、たまたま心惹かれた番組を見始めることはあります。
テレビから得た情報や知識もあるし、美しい景色を楽しむこともありましたから、私にとって、見る価値のある番組もあると思いますが、生活時間と合わなかったり、テレビの前に座っていることができない忙しさで見ないのかな、と思います。
私が興味を持っていて、テレビでなくては得られないものがあるか、と改めて考えてみると、それはもうないかもしれないと思いました。

多様な情報源の一つの選択肢として、あってもいいかな、と思います。

インターネットを使わない人や、高齢者には、テレビを見ている人が多いのでは?と想像しますから、テレビがなくなったらそういう人たちは困るだろうな、とも思います。

今回のお題から、テレビのことを考えていて頭に浮かんだのは、テレビで常に何かの番組をやっている状態は、自分にとって息苦しく感じる、ということでした。これまでずっと、テレビに何も映らない時間があってもいいような気がしてきました。

昨日の茂木さんのtweetに、白洲信哉さんがクイズの答えをスルーしたことがありましたが、そういうところが息苦しいのかもしれません。
一定の時間に何らかのことを言わなければならない、何らかのことを示さなければならない場を見せられているような息苦しさを感じる時があります。
たくさんの間があるのに編集して、ギュッと時間内に収めていることも、息苦しさに通じるのかもしれません。
本当に表現したいことだけ表現されているわけではない、その時間を埋めるためだけのものは、息苦しく感じるのかもしれません。

もちろん、作る人が見る人を意識することはどんな表現にも大切なことなのでしょう。表現とは、作る人とそれを受け取る人とで作り上げている、ともいえるのだと思います。

そこの部分で、今のテレビは、かつての居間の中心にあって家族が揃って見ていた時代の感覚から抜け出せていないのかもしれない、とふと思いました。