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組織と個人のあるべき関係とは?

<組織と個人のあるべき関係とは、どのようなものでしょうか?>

「組織の一人」として働くことと、「一人の人間」として働くことの間に
葛藤がある人は多いと思います。今、原発の復旧作業にあたっている東京
電力の社員もそうでしょう。このことは、正社員と非正規社員の問題にも、
就職活動の問題にも、つながるように思います。組織はどうしても必要な
もので、組織のない社会など考えられません。でも一方で、組織が個人の
自由を奪ってしまうことは事実ですし、日本ではとくにそれが目立ってい
ます。これを機に、組織と個人のあるべき関係について、もう一度考え直
してみませんか?

NO.18   orcamie 2011/04/08 11:16:48 合計 0pt.

今回のお題:組織と個人のあるべき関係とは
私は社会人になってからあまりきちんとした組織に属したことがありません。諸処の事情からきちんと就職できなかったのですが。
現在は小さい会社を昨年5月から作りスタッフひとりと細々とやっております。年齢もかなり上です。

今までの皆さんの意見を拝見していますと
どうしても組織に偏っているような気がします。
私は組織が一つのまるであるなら
個人も小さなまるである。
二つのまるは対等である。
両方の共通項として
雇用契約等があると思います。
雇用契約の中には給料を払う払われるの関係の他に
どれだけ組織の目的を果たすことに協力できるか
という、目には見えない付随するものがたくさんあるとは思います。

しかし、日本では個人の組織に属さない部分があまり尊重されていないと感じています。『日本ではipadは作れない。』という意見はそんなところから来ているのではないかと思うのです。


それぞれの組織にはある目的があり、会社は利益の追求、学校だったら生徒の教育というようなことになるのでしょうがどんな目的を持っていてもそこに属する個人の多様性を尊重できないことが日本における組織の大きな欠点なのではないかと思います。

ビル・ゲイツ面接試験”How would you move mount Fuji?”を読んだのですが、こんな発想日本の会社にあるだろうか。大学の入試にこういう発想のところがあるだろうか。とても興味深い内容でした。

茂木さんがTwitterでつぶやかれてましたよね。『専門性を軽視する日本のお役所文化』それはお役所だけのことではなく、今回の原発事故の詳細をみていいますと会社もそうなのではないかと思います。

今回のお題『組織と個人の関係』にもどってまとめますと
組織には個人の多様性を許容して生かす度量がもとめられること
個人は自分の多様性を主張し組織に反映していく勇気を持つこと
さらに、個人はその人生の幸福や社会正義の為に組織に異を唱えることの勇気をもつこと。
組織は個人より圧倒的な力を持ちますから
その個人を支える別の組織が必要だと思います。
その意味で組織に異を唱える日本の個人は孤立無援に近いと思います。