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社会保障についてどう思いますか?

現在、生活保護の受給者は200万人を超え、年間3.5兆円ものお金が使われています。

そもそも働く気がない人もいると思いますが、働きたくても仕事がないという人が増えている。そういう時代において、社会保障というセーフティネットというのは、どのような意味を持つのでしょうか。

セーフティネットが無ければ、人間はチャレンジすることができません。でもセーフティネットのシステムに依存して怠ける人も出てくるかもしれない。

また、今の日本は財政難に陥っていて、いくらセーフティネットが必要だとしても、それを作るには国民がかなりの「痛み」を覚悟しなくてはならない。生活保護だけでなく、年金も支給年齢を遅らせるということが、さかんに議論されています。

自分の力で人生を切り開く自助努力と、社会のセーフティネットは、どのような関係にあるべきでしょうか。みなさんのお考えを聴かせてください。

NO.5   茂木健一郎 2011/10/22 10:04:52 合計 0pt.

みなさん、活発な議論、ありがとうございます。
私は、基本的にベーシック・インカムのようなシステムが良いと思っています。できるだけ行政の負荷を小さくして、セーフティ・ネットが行き渡るようにする。安全基地(secure base)がなければ、人はチャンレジすることができません。

個人の自助で発展していくという世界観と、社会保障のセーフティ・ネットは、両立すると考えるのです。