トップ 書籍一覧 メルマガ一覧 ご利用ガイド サロン・通信講座

社会保障についてどう思いますか?

現在、生活保護の受給者は200万人を超え、年間3.5兆円ものお金が使われています。

そもそも働く気がない人もいると思いますが、働きたくても仕事がないという人が増えている。そういう時代において、社会保障というセーフティネットというのは、どのような意味を持つのでしょうか。

セーフティネットが無ければ、人間はチャレンジすることができません。でもセーフティネットのシステムに依存して怠ける人も出てくるかもしれない。

また、今の日本は財政難に陥っていて、いくらセーフティネットが必要だとしても、それを作るには国民がかなりの「痛み」を覚悟しなくてはならない。生活保護だけでなく、年金も支給年齢を遅らせるということが、さかんに議論されています。

自分の力で人生を切り開く自助努力と、社会のセーフティネットは、どのような関係にあるべきでしょうか。みなさんのお考えを聴かせてください。

NO.15   scidreamer 2011/11/03 19:16:55 合計 0pt.

私の感覚の「保険」を簡単なモデルで示します。

Aさん、Bさん、Cさん、Dさん、Eさん、Fさん、Gさん、Hさん、Iさん、Jさんの10人がいました。

Cさんが大病を患ってしまいました。

これを看過すれば

A:0、B:0、C:-10、D:0、E:0、F:0、G:0、F:0、H:0、I:0、J:0

となるところを

「保険」があれば、

A:-1、B:-1、C:-1、D:-1、E:-1、F:-1、G:-1、F:-1、H:-1、I:-1、J:-1

となり、Cさんだけ極端に苦しまなくて済みます。


Cさんが元々病気がちな人だった場合、民間の保険ではこれをしません。
民間は営利追求のため、予めCさんを切り捨てます。

だから政府が「社会保険」として、全国民を保障する必要があるのです。

実際に助けられる人間はごく一部であっても、その一部の人間の基本的人権を尊重する。
これが日本国憲法の定めるところでしょう。