トップ 書籍一覧 メルマガ一覧 ご利用ガイド サロン・通信講座

オレたちはどう食べていけばいいのか?

現在の日本の就職活動には問題がある、と感じている人は多いと思います。

今回の掲示板では、「就職」あるいは「就活」について、就活当事者の学生さん、企業の人事担当者、社会人(社会で働き始めてから就活を振り返るとどのような感想を持ちますか)、そもそも就活をしていない人などから、広く意見を募集したいと思います。

匿名でももちろん結構ですので、本音と実態を教えてください。

僕の周りにも、就職ができなかった人、そもそも就職活動自体をしていない人がたくさんいます。芸大時代の教え子はほとんど就職していない。さらに、この問題が他人事と思えないのは、僕自身がもし今大学生であれば、きっと就職活動はしていないと思うからです。だからきっと、どうやって食べていこうか途方に暮れているはずです。

就職活動をしないオレたちは、どうやって食べていけばいいのでしょうか。

既存の就職の道に乗らない人たちの中から、新しい時代を切り拓く可能性があると思うのですが、彼らを切り捨てて良いのでしょうか。

ご意見ください。

NO.5   thnkks0304 2011/11/13 19:58:10 合計 0pt.

どうやって食べていけばいいのか。

その答えは、他人と違うことをする、人々が求めるような価値を作り出すことだと思います。

私はリハビリテーションの医療従事者として病院勤務をしていました。そして、神経科学の研究者になりたいと思い、大学院に進学しました。しかし、研究者になるための才能の無さを感じ、研究の世界は競争が激しくて食べていくには大変であると、現場に入って初めて知りました。

「これから、どうやって食べていけばいいのか。」と悩んだ結果、自分の得意な分野、自分にしかできないことをしようと思ったのです。自分は病院勤務をしていた時から、患者さんと接することは得意で、患者さんを良くしたいという目的の基で様々な論文を読んで情報を集めるということが好きでした。

極端な話、スティーブ・ジョブズは私には作れないiPhoneやiPadを作り出すけど、病気で障害を患った人に対してリハビリテーションはできないと思ったのです。スティーブ・ジョブズにはできないけど、私にはできることがあると思ったのです。(これはある意味、比較優位の考えですが)

そして、もう一度病院勤務という臨床の場に戻って、自分にしか生み出せない価値を求めようと思ったのです。今後はまた違う分野で活躍したいと考えており、そのためにも「人々が何を求めているのか」「自分にしかできない事は何か」を日々模索しているところです。

人間は神経多様性があります。脳の形、神経回路の構造、遺伝子などは1人1人異なっており、そんな多様性のある我々の脳から、他人とは違う微妙な何かが生み出されることは確かです。そんな自分を信じてひたむきに様々な知識を取り入れ、アウトプットを繰り返して考えて、何かほんの少しでも他人には生み出せない価値を見つけることが大事だと思います。

そんな価値が誰かに喜んでくれれば、きっと食べていけると思います。