オレたちはどう食べていけばいいのか?
今回の掲示板では、「就職」あるいは「就活」について、就活当事者の学生さん、企業の人事担当者、社会人(社会で働き始めてから就活を振り返るとどのような感想を持ちますか)、そもそも就活をしていない人などから、広く意見を募集したいと思います。
匿名でももちろん結構ですので、本音と実態を教えてください。
僕の周りにも、就職ができなかった人、そもそも就職活動自体をしていない人がたくさんいます。芸大時代の教え子はほとんど就職していない。さらに、この問題が他人事と思えないのは、僕自身がもし今大学生であれば、きっと就職活動はしていないと思うからです。だからきっと、どうやって食べていこうか途方に暮れているはずです。
就職活動をしないオレたちは、どうやって食べていけばいいのでしょうか。
既存の就職の道に乗らない人たちの中から、新しい時代を切り拓く可能性があると思うのですが、彼らを切り捨てて良いのでしょうか。
ご意見ください。
no.3で書き込んだ時 私が作った小さな会社がどんな会社かお話しするのをためらってしまいました。実家に頼らず自分で職場を確保しようと考えて作った小さな事業所です。会社と呼べる代物ではありません。どんな会社にしようかと10年位ずーっと考えていました。そこで結論に到ったのが自分のやりたいこと好きなことができる職場にしようと思ったことです。私は茂木先生に近い年齢です。今まであれこれやってきた中で どんな困難に出会ったとしても 好きなことなら諦めずに最も力を発揮できるとわかっていました。ただ現在の不況の中で 社会の求める会社になるかどうか自分でもかなり疑問でした。
私にとって唯一自信があることは 英語を教えるということでした。私は日本の大学でいわゆる教職というものを取りませんでした。大学生の時は自分は教師に向いていないと思っていました。英語とフランス語の通訳を目指して昼は仏文科の大学、夜は英語の通訳学校に通い、さらにフランス語の学校にも通っていました。ところが父が病に倒れて通訳になる夢は遠のいてしまいました。結婚して3児の母となった時、たまたま近所に外国から来たご家族が複数住んでいたために幼稚園や学校で私的な通訳をすることになり またもう一度英語の勉強を始めました。そこから知り合った通訳で仕事をしている方からアシスタントの仕事を貰い働くことになりました。そのまま何事もなければ通訳のアシスタントをずっとやっていたかもしれません。ところがアメリカで911のテロが起きてしまい その仕事が続けられなりました。そして離婚をしてしまい、通訳どころか生きて行くのに精一杯でした。通訳の収入では3人の子どもを養えないということを私はよくわかっていました。私をアシスタントに使ってくれた通訳の方を含め、その時一緒に仕事をした通訳の人たちは 塾や個人的に英語を教えていました。
少子高齢化の中で 英語を教えることを商売にできるか。長い時間考えて 喫茶店をオープンするかさんざん迷った挙げ句 小さな英語塾を開くことにしました。受験や学校のテストでいい点を取る英語ではなくて 英語という言葉を丸ごと楽しめるそんな場所を作りたかったのです。
現在私の塾には2才から80才の方までが50人位いらっしゃいます。まさかこんなに年齢の幅が広がるとは私自身も思いませんでした。私にとって一番の褒め言葉は 小学生の子が「学校がお休みなのは嬉しいけれど英語が休みなのはいやだ。」と来週は祝日なのでお休みですと告げた時に言われたことです。もちろん私が教えたいことの他に受験勉強やテスト勉強対策もある程度はします。オーダーメイドの英語塾という感じです。英語を学びにやってきたお兄ちゃんやお姉ちゃんがあまりにも楽しそうなのでときどき弟や妹が待合室で授業を聞いていると笑い声や歓声に遊んでいて勉強なんかしていないんじゃないかと言われます。楽しいとずうっとやりたくなるという原則を忘れずに 私自身だけではなくやってくる子どもたちも大人もいかに楽しく学ぶかという視点で授業を作っています。教材はほとんど私の手作りです。No11のmotakeenさんの 「自分で決めること、自分を信じること、信じたことに全力を尽くせること」私にとってそれは自分の好きなことを100%自分の希望したカタチではないけれど ある程度要素を取り入れて新しいものを考えた。新しいかどうかはわからないのですが 少なくとも他の英語塾・英会話教室には私のまねはできないとかなり自信を持って言えます。