公務員という職業はどうあるべきだと思いますか?
今、公務員のあり方が、問われているのだと思います。公務員は「日本社会の非効率性の象徴だ」という考え方もありますし、一方で、「公務員でなければできない仕事がある。苦しい今こそ『公』を大事にしなくてはならない」という考え方もあります。
また、若者の中には、この不透明で就職難の時代に、公務員というのは、「安定した数少ない職業」として人気を集めている現実もあります。
公務員のあり方について、みなさんはどのように考えますか。多くのご意見をお待ちしています。
私は公務員の実態をよく知らないので、分からないことを前提に考えてみました。
企業は、雇用をつくり、利益を出すこと(どちらが強いかは国によって違いますが)を第一義の存在理由かと思いますが、行政の存在理由とは何でしょう。たとえ税収が下がったとしても、毎年確実に入ってくる。どのような状態になると、財政破綻となるのか。チェック&バランスはどこで行うのか。
私は、財政があまりに苦しければ、公務員を減らす努力、できる限り市営を民営に変えていくという努力はありだと思っています。
例えば、現在財政破綻寸前のギリシャは、地下鉄・鉄道も国営らしいのですが、あまりの赤字で、電車をとめて、すべての乗客にタクシー代を渡したほうが損が少なくてすむくらい、壊れたシステムらしいです。これは誰がきいてもおかしいと思いますよね。すぐにでも民営にしたほうがいいと思います。たとえ運賃が上がったとしても。(というか問題は、運賃を払わず乗る人が多いためにこういう事になっているらしいですが。)
おそらく、市役所とか区役所が現在のように配置されたのは、紙での処理が多いのでその処理能力に応じて配置されたのではないでしょうか。多くがコンピューターで処理できる現在、1市役所が処理できる住民の数は、格段に増えているはず。逆に処理効率が変わっていなければ、それこそ何か見直さなくてはいけないのでは。なので市役所や区役所を統合するのも賛成です。利便性は一旦下がるかもしれませんが、郵送やオンラインで処理できるものも増やしたらいいと思います。
その一方、公務員でなければできないことがあるのも事実です。例えば老人介護、生活保護、虐待されている子供たちの保護に携わるケースワーカーはもっと増やした方がよいと思いますし、権限も増やしたほうがいい。他にも増やしたほうがよい業務はあるでしょう。
リソースの再配分、ここの選択は慎重に行ってほしいし、十分に情報公開をしてほしいと思います。
(ただ一点質問、昔勉強したことなので、もしかしたら間違ってるかも知れませんが、確か公務員って団体交渉権がないから、解雇できない制度ではなかったでしたっけ?)