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公務員という職業はどうあるべきだと思いますか?

大阪市長に当選した橋下徹さんは、公約として、現状の年功序列式から職責に応じた給料を支払う形にする給与制度の改革や、職員数の大幅削減などを掲げています。

今、公務員のあり方が、問われているのだと思います。公務員は「日本社会の非効率性の象徴だ」という考え方もありますし、一方で、「公務員でなければできない仕事がある。苦しい今こそ『公』を大事にしなくてはならない」という考え方もあります。

また、若者の中には、この不透明で就職難の時代に、公務員というのは、「安定した数少ない職業」として人気を集めている現実もあります。

公務員のあり方について、みなさんはどのように考えますか。多くのご意見をお待ちしています。

NO.6   simattie 2011/12/15 21:59:51 合計 0pt.

公務員は、イメージとして年功序列で安定していてノルマや結果が求められているわけでもなく、それほど頑張らなくても給料は変わらないためにdisられる。教員の不祥事や酒気帯び運転では勤務先と名前が新聞に載って、溜飲を下げる対象になっています。
じゃあ公務員をすべてクビにして無くしてしまったらと考えたらどうでしょう。
なにも困らずみんなで協力すれば自律していける、経済原則に任せれば効率もいいかもしれません。しかし、利益を求めたらやっていけないところも見えてきます。
警察官や消防士は利害関係により対応に差があったりストされたらたまりません。
教育なら私立学校がありますが、授業料や寄附金が高く誰でも入れるものではないため、一定の教育が保障される公立学校が必要でしょう。
法律や条令に定められた許可や認可は、利害が絡むことも多く恣意的に運用されるものではないため役所がやるべきですし、弱者を保護救済する業務、住民の最低限の生活を保障する業務は、効率を求めるものではではなく、対象も限られるので役所の仕事だと思います。
また、広域的な交通体系、地域産業の育成や文化的なグランドデザイン、災害対策を決めるのも個々の私企業がやることではないでしょう。
まだいろんな分野が思いつくかもしれませんが、公務員(行政)の仕事は法律の規制によって生活の秩序を保つことと考えられます。その行政が無駄と思えるようなところまで肥大化したのは、われわれが様々な要求を繰り返してきたことの裏返しとも言えます。
例えば、それほど交通量の多くない道路の交差点、お互い譲り合ったり気をつけていればいいのですが、何回か事故があるといつのまにか信号が付いていて面倒に感じることがあります。行政とはそんな感じの存在かと思います。
Trasqueさんが言われたように、公務員の制度そのものは「システム」でしょう。私たちがその「システム」への依存を減らし頼らない考え方ができればスリム化されていくのだと思います。年功序列式でなく職責に応じた給料はモチベーションが上がるかもしれません。不要な公共部門を削減したらリストラや早期退職制度も必要です。それによってサービスが低下してほしくはありませんが。