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日本メーカー復活のためには何が必要だと思いますか

パナソニックやシャープなど、日本のメーカーが厳しい決算を発表しました。実際に、いち消費者の意見として、最近、それらのメーカーからワクワクするような商品が出なくなってしまっているように思います。

しかし、そうは言っても、これらの日本メーカーは、たくさんの雇用を生んでいます。また、日本の貿易黒字を支える実質の稼ぎ頭でもあります。このままメーカーの業績が下がっていけば、日本は債権国から債務国に転落し、国債の暴落にもつながることもあるかもしれません。

みなさん、日本のメーカーが復活するためには何が必要だと思いますか。ご意見お待ちしています。

NO.3   makin8s 2012/02/13 00:12:18 合計 0pt.

電子部品メーカーのエンジニアです。
サプライヤーとして家電メーカーの内部事情は分かるのですが、
ある種、お役所化しています。
コスト・製品サイクル・PL意識・環境関連、
社内規格がガチガチに決まっており、水準もコンペチと横並び。
設計審査も3段階ほどあり、設計担当者の裁量権が狭い。
過去には、日本品質神話をもたらしていましたが、
反面、製品個性を削いでいきました。

一方、オモチャメーカーは元気がいいです。
企画もユニークで、何より現場に裁量権があります。
かといって、コストetcがいい加減なわけでもありません。

家電メーカーとオモチャメーカーを比較した時、
簡単に言えば、組織の規模が違います。
ここ数年はビジネスユニット単位の組織に変えてはいますが、まだデカイ。
選択と集中も不十分です。
この点、政府の雇用規制が足枷となっています。
人材の流動化が起こらないのです。

ハードだけでは付加価値を生み出せないという点も重要です。
プラットフォームビジネスを展開しなければ、
コンシューマーに感動を与えにくくなっています。

例えば、私は血糖値計の開発に携わっていますが、
ハードが良くても売れません。
病院で管理しやすいようなプラットフォームを構築し、
患者へ展開していかなければならないのです。
iPadやkindleのような感動を与えるには、
製造業から1歩飛び出て、垂直統合型を目指さなければいけませんが、
SONY以外は、ほぼゼロベースで取り組む必要があります。
もう一般コンシューマー向けの国際市場はチャンスがないのかも知れません。
但し、ニッチ分野は別です。
SONYが医療分野に注力するとの意向は好感します。
各メーカーが自社の強みを生かしたニッチ分野でプラットフォーム作りに専念するのが、
今後の方向性だと思います。
だって、先進国がいつまでもTV作ってても、
世界に貢献できないと思いません?茂木さん!