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組織と個人のあるべき関係とは?

<組織と個人のあるべき関係とは、どのようなものでしょうか?>

「組織の一人」として働くことと、「一人の人間」として働くことの間に
葛藤がある人は多いと思います。今、原発の復旧作業にあたっている東京
電力の社員もそうでしょう。このことは、正社員と非正規社員の問題にも、
就職活動の問題にも、つながるように思います。組織はどうしても必要な
もので、組織のない社会など考えられません。でも一方で、組織が個人の
自由を奪ってしまうことは事実ですし、日本ではとくにそれが目立ってい
ます。これを機に、組織と個人のあるべき関係について、もう一度考え直
してみませんか?

NO.27   ai0327 2011/04/16 12:17:44 合計 0pt.

はじめまして。このような場を設けてくださった茂木さん・夜間飛行の皆さまに感謝です。また、みなさんのお話、うんうん頷きつつ、唸りつつ読ませていただきました。難しい言葉では書けませんが、簡単な言葉で自分の考えをまとめてみたいと思います。

すでにお話のあったコミュニケーションやコラボレーション、というのはとても重要なポイントだと思います。それを阻む問題点をあげてみました。

個人
・依存的にして利己的、他罰的
・自分のことを自分で考えられない
・多様な価値観を認められない
組織
・個人の力を信用していない一方で個人に責任を求めすぎる
・多様な価値観を認められない
・組織それ自身の硬直化
関係性
・お互いに信用しあっていない

・・・個人の集まりが組織であり、その問題点は共通していると言えます。また特徴として依存的ー利己的など「矛盾した関係性を正当化している」点があるように感じます。それはある意味日本文化のひとつの側面であり、否定はしませんが、今は悪い側面も目立っているからこそ問題に繋がっているのではないでしょうか。

では、どうなったらよいか。。。自分なりに思うことは

・個人=自立して誰かのために自分を使う
自分のことがちゃんと出来ていないと、人のことはできませんのでまず自分のことがきちんと行えることが第一歩です。だけど、自分のことだけしか考えていないと具合が悪くなります。自分も他人もアリと言う感覚はその集団の多様な幸せにつながっていきます。自分の頭を使って沢山悩んで、それを他人のため組織のために使っていく。それがまた自分に帰ってくる。関係性は一人では生まれず、相互に働き、循環してる。その中で苦しいこともありますが、喜びも沢山見いだせるのではないでしょうか。

・組織=柔軟なイレモノ
単純に考えると組織は個人の集まりです。大きな動きやすい柔らかいカゴであれば中に入っている人もその枠内で自由に振る舞えるし、枠を飛び越す勇気をもつ人も出てくるかもしれません。ただし、自由だからといって枠がなんでもありでは建設的でよりよいものは生まれないとも思います。くだらない慣習とかではなく、その組織の大元の理念や倫理観・実効的なマインドを共有し育てていけたらよりよくなるのではないでしょうか。

長々失礼いたしました。最後まで読んでいただけると幸いです。