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専門家の知見と素人の集合知は、どちらを重視すべきでしょうか?

もう数年前になりますが、Wikipediaのほうが、encyclopedia Britanicaよりも自然科学の分野については、より正確だったという研究が科学雑誌『Nature』に掲載されました。Googleのエリック・シュミットも「一人の天才の意見よりも、30人の凡人の意見を集めたほうが良い判断ができる」と言っていたことがあります。

原発の問題も、原発の専門家が行う判断に任せるよりも、多くの人が経験や直感から考える懸念などをもとに判断したほうが、より質の高い意思決定につながるという意見もある。

政府の政策決定も、これまでは専門家を集めた有識者委員会を作り、そこでの議論を意思決定の参考にしていました。でも、もっと直接的に国民の声を吸い上げたほうが質の高い政策が作れるのではないかという声もあります。

反対に、専門家でなければ分からないこともあるので、やはり彼らの意見を重視すべきだという意見もあります。

国民一人一人からの意見を吸い上げることが技術的に可能になっている時代において、専門家の知見と素人の集合知のどちらを重視すべきでしょうか。みなさんのご意見をお聞かせください。

NO.3   terurun 2012/05/08 23:44:37 合計 0pt.

昔、ある先生が、こういうことを言いました。

医者は、ガンと言う知識は、あるが、

ガンの痛み、辛さは、分からない。と。

専門家は、とても詳しくいろいろなことを知っている。

しかし、それは、経験ではないので、実感することはない。

ガン患者の方々は、医者よりは知識はないけれど、ガンの痛みや辛さは、

医者よりも分かっている。それも情報としては、大切なこと。

どちらを重要視するというよりも、

どちらも大事としか、私は、思えない。

逆にどちらか片方と言う方が、バランスが悪い気がします。

知識もあって、経験、実感もある。これが最高条件かとは思いますが、

それは、とても難しいのだから。

知識のある人と、経験、体験のある人が、一緒に物事を考えて行くことが

大事だと考える。

二人三脚だと思います。