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専門家の知見と素人の集合知は、どちらを重視すべきでしょうか?

もう数年前になりますが、Wikipediaのほうが、encyclopedia Britanicaよりも自然科学の分野については、より正確だったという研究が科学雑誌『Nature』に掲載されました。Googleのエリック・シュミットも「一人の天才の意見よりも、30人の凡人の意見を集めたほうが良い判断ができる」と言っていたことがあります。

原発の問題も、原発の専門家が行う判断に任せるよりも、多くの人が経験や直感から考える懸念などをもとに判断したほうが、より質の高い意思決定につながるという意見もある。

政府の政策決定も、これまでは専門家を集めた有識者委員会を作り、そこでの議論を意思決定の参考にしていました。でも、もっと直接的に国民の声を吸い上げたほうが質の高い政策が作れるのではないかという声もあります。

反対に、専門家でなければ分からないこともあるので、やはり彼らの意見を重視すべきだという意見もあります。

国民一人一人からの意見を吸い上げることが技術的に可能になっている時代において、専門家の知見と素人の集合知のどちらを重視すべきでしょうか。みなさんのご意見をお聞かせください。

NO.8   orcamie 2012/05/19 17:14:22 合計 0pt.

専門家の知見と素人との集合知
どちらを重視するかというのは 対象となる事象によって違うのではないでしょうか。
インターネットの発達などのおかげで 専門家の幅が広がったこともあるのでは。

専門家というの人の定義はなんでしょう?
何ぞやということではなくて 具体的に日本ならばどんな人たちかということです。
30年位前までは 専門家は主に大学や企業の研究機関にいたのが
今ではNGOやNPOの発達により 上記に属さない専門家がいます。
そのような機関では 知り得た情報をオープンにしていることが多いですよね。
その為に、政府や政府系の研究機関等がオープンにして来なかった情報や 
公開していても素人が気がつかないかアクセスしにくかった情報も
知ることができるようになっています。


確かにプリンシプルは重要ですが、
グローバリゼーションとインターネットの発達に伴い 
プリンシプルを絶えず修正する必要があるように思います。
修正しながら走るといったような。
原発賛否のプリンシプルはファストライフだけではなく
未来がかかっていると考えています。
容認と反原発との間の問題は 
プリンシプルの軸を現在かごく近い将来に置くか
それとも未来においても健やかな日本に置くかという
時間においての視点に差にあります。
私は 原発再稼働に強く反対しています。
しかし反対しながら、電気が足りなかったらちょっと動かしちゃだめかな
という思いに捕われながら それでも反対を貫きたいです。
それは 現在の私の生活で少し我慢すれば それだけ未来の子どもたちの健やかな生活に繋がると信じているからです。
私の子どもの さらに子どもたちの暮らしがどうなるか
今の私たちの便利さよりも これからの子どもたちの未来を優先したいと願うからです。
以前テーマでありましたね。

米上院議員のWyden氏が福島原発を視察後 事故処理を迅速に行なう為に
国際的な支援を行なうべきだという意見を述べて
在米日本大使館に国際的な支援受け入れの要請を行なっています。
Wyden Discusses a Recent Onsite Tour of Fukushima でYoutubeで検索すると
実際の映像で確認できます。

現在原発は全て停止しています。
それでもその為に停電したというニュースは今のところありません。
真夏に足りるかどうかということだと思いますが。
それ位だったら、節電で乗り切れるのではないかと思えるのです。
全ての原発を止めて 原発技術者を福島に結集して事故収束に全力投球して欲しい。
これに関しては、専門家と行政が 最後に決定するのは間違いないです。
今までだと、行政が中央一局だったのが、関西の自治体が中央に異を唱えている。
行政の中でも 意見に多様性があるのは いいことだと思います。
今まで、中央政府の意のままに進むしかなかったのが
地方からもの申すことができるようになった。
日本の民主主義の成熟度は まだまだ。
ただし、素人や世論の後押しも大事な要素を構成しています。

また、茂木さんと飯田哲也さんの原発再稼働か否かの議論がありましたが
私が知りたかったことが、いろいろと明確になりました。
twitter上で議論してもらうというのは 素人にとっても
たいへん有意義な時間でありました。
違う話題に関しても、熱い議論を聞きたい?読みたいと思います。

twitter上では決議権は無いというご意見が ありましたが、
twitter上から署名活動につなげることができ
それによって 政府に働きかけることもできます。
全くない訳ではないと思うのですが、どうでしょう。