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あなたが意見を変えるのはどのような時ですか?

僕は現在、エネルギー安全保障の観点から原発容認派です。けれども原発反対にならないとも限りません。確かに事故の危険性や人々に与える不安を考慮すると、「本当に原発容認でいいのか」と判断は随時揺れ動いています。逆に、「原発は絶対にダメだ」と言っている人が、燃料需給が本当に切迫して、にっちもさっちもいかなくなってきたら、「多少のリスクはあっても利用できるものは利用すべきだ」と考えを変えるかもしれない。でもそれでいいと思うんです。絶対に意見が変わらないという人ばかりだったら、それはむしろとても危険なことのような気がします。

そこで今回みなさんに聞いてみたいのは、「どのような時に、どのようなことをきっかけとして、自分の意見を変えますか?」ということです。原発問題や消費税問題など、具体的な議論について述べていただいても結構です。

ご意見お待ちしています。

NO.3   fuunin 2012/05/22 16:34:13 合計 0pt.

意外スクイズをやられた時。瞬間頭が真っ白になり、まいったという感じ。全く違う角度、面から指摘され、自分の考えが部分的、一面的だと分かった場合。ただ意見を変えるといっても指摘された意見にそのまま乗り換えるのではなく、それをとり入れた新たな考えを自分なりに構築します。その繰り返しです。
原発には反対。究極的にはバックエンドの問題があるからです。エネルギー安全保障の基盤にといいますが、外に対し安心と思っていると背中を打ってしまうシロモノ。原発は言ってみれば敵側にも気分次第で寝返る用心棒。しかもいつ何どきそうなるか誰も検討がつかないし、武器が核自爆だから被害は予想がつかないほど桁外れになる。じゃあすべての原発を即廃炉に転換できるかといえば逆説的だが、同じ理由からできない。日本だけ脱原発しても事故が起これば甚大な被害が及ぶ原発を中国等近隣諸国が設置し増設をも企図している。また日本には既に核のゴミが溜りに溜まっている現実。なので安全な原発や核廃棄物の処理・保管の研究開発をやり続けるために、正当な政治的手続きで地震等に対し安全が完璧に保証された原発を加熱型、沸騰水型を最低でも各一基ずつ残す必要を認めざるを得ない。さらにそのことが結果的に本当のエネルギー安全保障になる電源への繋ぎ役になると思う次第。