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再び原発について問いたい

今号の時評や7月1日の連続ツイートでも書いたように、今、大飯原発の前で、二つの文化が向き合っているのだと思います。文明を支えるシステムと、直観や感情などを伴った個人としての人間。おそらく、どちらだけでも人間は成り立ちません。この二つの文化は、どこかで出会わなければならない。

原発の問題は、相変わらず重苦しく、そう簡単にはすっきりした答えは出ません。ただ、私は、現在のやっかいな状況をもう少し引き受け続けたいと決断しました。この掲示板でも、あらためてみなさんからの意見を集めてみたいと思います。

再稼働が決まり、反対デモが起こる中、原発について私たちが考えるべきこと、すべきことは何だと思いますか? ご意見お聞かせください。

NO.18   yamadaswitch 2012/07/14 00:17:40 合計 0pt.

ちょっとした疑問なのですが、

原発推進派と原発反対派は、いがみあっているのでしょうか?

確かに、「推進」と「反対」では、まるで逆の意味を持つ言葉ですが、

「原子力に関してまじめに考え、取り組む」 という点では

圧倒的多数の「興味のない人」より、原子力や、日本の将来について

考えている仲間だと私は、思います。

廃炉に関しても、拡散した放射性物質のこれからを考えるにしても、

原発を安全に運営することに関しても、

原子力の研究をする研究者はこれからもっと必要になると思いますし、

研究を重ねて、技術を磨いて欲しいと私は願っています。

ただ単に、私が欲しいのは美しく明確なビジョンなんですね。

自分が、感動して納得できるような論理性のあるビジョンを、提示してくれれば

「じゃあ、それで行こう」っていう風になると思うんです。

地震のない海外で発電した原子力産の電気を蓄電池にして輸入することも可能だとすれば、

それがもし理にかなうのならばそれもアリだと思います。

電気の買い分けも、できたらすばらしいと思います。

反対とか、推進とかでは区切ることができないほどの、論理性に満ちたビジョンが語られれば

恐らく、いがみ合いはなくなるのではないでしょうか。

そう思っているんです。


山田スイッチ
www.yamadaswitch.com