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日本人が個人として自立するためにはどうすればいいのか?

「心身の独立を全うし、自らその身を尊重して、人たるの品位を辱めざる
もの、之を独立自尊の人と云ふ」。これは福澤諭吉の言葉です。でも、明
治以来、日本人の「独立自尊」はまだ達成できているとは思えません。ど
うしたら日本人に「独立自尊」を根付かせることができるのか。言い換え
ると、「個人として強くなるためにはどんな方策があるのか」。前回の「組
織と個人のあるべき関係とは?」から引き続いて、議論をしていきまし
ょう。

NO.7   aiaoki19780414aloha 2011/04/19 20:18:20 合計 0pt.

「日本人が個人として自立するためにはどうすればいいのか」
「個人として強くなるにはどんな方策があるのか」

他の方の意見にもありましたが、私も「教育」が重要だと考えます。家庭教育、学校教育など。自分で考える力。まず疑問を持ち、自分で色々な視点から物事を考えたり、情報を仕入れる力。色々な意見や考え、情報をしっかり観て聴いてまず受け入れたうえで咀嚼(そしゃく)してから取捨選択する力。本を読んだり、経験したりして色々な知識、知恵を吸収することも大切。夢や希望・人生の目的を自分で見いだせるような世界を創ってあげることは教育者の役目だと思う。

議論も必要だと思います。1つの問題からも色々な考えや意見がある。そのことについて議論し他者との関わることによって、色々な人の考え方や意見がわかり、自分自身の考えや意見、人との考え方の違いやがわかり自分自身の視野が広がり、自分の考え方や自分自身のことをよりよく知ることが出来る。そうした他者とのつながりなどから多様性に触れ、創造力・想像力を養う。  

ゆとり、あそびも必要だと思う。自分自身の意見・考えがしっかりあるけれど、ちゃんと人の意見や考えも聴くことが出来る素直さ。答えは1つじゃない。そして時代は変わること。諸行無常の世界だと意識していること。常に自分の頭で考える人。好奇心旺盛で知りたいという意欲がある人。社会生活を営む上での常識はあるけれども、常識にとらわれない自由な発想のある人。

まず自分自身を確立する。そして自分と意見の違う人や、他者を認め受け入れることが出来る。違いを認めることが出来る。このような資質や、教育を受けて育った日本人が独立自尊を根付かせることが出来ると考えます。