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いじめについて

6月18日配信のメルマガで宣言した通り、今号からこの掲示板に「適塾システム」を採用したいと思います。システムは簡単です。これまでと同じように、僕からテーマを出しますので、みなさん活発に議論をしてください。ただし、今回からはメルマガ読者がみなさんのコメントについて、1~5の「評価」を付けることができるようになりました(5の方が高評価と捉えてください)。各テーマごとにもっとも評価の高かったコメントについては、僕がメルマガやツイッターで紹介します。また、年間の累計評価ポイントが多かった人には、何らかの表彰をすることを考えています。

適塾では、同じ塾で学ぶ塾生たちから高評価を得ようとみんな必死になって勉強しました。このメルマガ私塾でも、より一層の切磋琢磨をしていただけると嬉しく思います。

さて、今回のテーマは、「いじめ」についてです。個人の問題と社会の問題を同時に考えなくてはならない、とても難しいテーマだと思います。はたして、「いじめ」を根絶することはできるのか。根絶することなどできないとしたら、どのような工夫をすることでいじめられてしまった方のダメージを減らすことができるのか。みなさんのお考えをお聞かせください。

NO.6   ryosuke85 2012/07/18 14:32:05 合計 20pt.

いじめについて

僕は過去に登校拒否になったことがあります。
当時所属していた部活の同級生から体調を崩して部活に参加できないことを咎められ、執拗に責められた結果、部活動への参加意欲がなくなってしまい、それを顧問の先生に相談に行きました。

しかし、そこで顧問の先生にされたことが未だに残っているのですが、僕は教務室の前で先生を待ち、先生が教務室に入る前を狙って話しかけました。

すると先生は「ここで逃げたら一生逃げつづけなきゃならないんじゃないの?」
と、一瞥した後、教務室へと入っていき、雑務をこなしていたのではないでしょうか。
僕の中では話は全然終わっておらず、自分がどうしたらいいのかも全くわからないまま、それでも先生を待ちました。
しかし、先生はその後、何度か僕の目の前を通りましたが、無視しました。
それから一時間ほど僕は立っていたのですが、なんと声をかけていいのか分からないのと、どうしていいのか分からないまま、時が過ぎ、結果、絶望しながら帰宅しました。

そこから2ヶ月ほど学校に行くことを考えるだけで腹痛が起こり、トイレに閉じこもり、親が「休むか?」と声をかけてくれるのをひたすら待つ日々が続き、その間、朝がくることが本当に怖くて仕方なかったのを覚えています。

当時の僕は、責められることから逃げたくて仕方なかったのですが、先生からは突き放され、学校には行かなくてはならない、という重圧の中、日々の生活が苦しかったことを思い出します。

この件に関して、僕は現在の僕であれば、先生のいいたいことも分かりますし、先生が忙しくて、そんな面倒なことを扱うことが嫌な気持ちも理解できます。
しかし、当時の僕にはそんなこと到底できる問題では無く、ただ、顔を突き合わせて自分の意見を聞いてほしかったのと、どうしていけばいいのかを相談させてもらいたかっただけなのです。

今回、大津市での一件も被害を被った生徒の心情は僕の比ではなく、ただただ、絶望感に襲われ続ける毎日を送っていたのだと思います。

勝手に僕の過去にすりあわせる形になるのですが、結局は生徒のことをみれない先生がいて、それは、=先生も”いじめ”に加担している、という印象すら受けます。
よく、「周りで声をかけないこともいじめ」だといいますが、先生にも当てはまりますし、大人なだけに子供からみたその"目”は本当に冷たいものです。

現在のマスメディアが大津市の加害者や学校、市をことさら槍玉にあげていますが、あれですらいじめになるでしょう。
もちろん、その線引きというのは難しいのですが、当事者の気持ちに立つことを忘れた人が、結局はいじめる側に立つのではないでしょうか。自分の身内や家族が同じことをされたらいかがなものか、考えることができない人は、今回の大津市で起きていることを模倣し、被害者を増やす一人ともいえるのかもしれません。