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いじめについて

6月18日配信のメルマガで宣言した通り、今号からこの掲示板に「適塾システム」を採用したいと思います。システムは簡単です。これまでと同じように、僕からテーマを出しますので、みなさん活発に議論をしてください。ただし、今回からはメルマガ読者がみなさんのコメントについて、1~5の「評価」を付けることができるようになりました(5の方が高評価と捉えてください)。各テーマごとにもっとも評価の高かったコメントについては、僕がメルマガやツイッターで紹介します。また、年間の累計評価ポイントが多かった人には、何らかの表彰をすることを考えています。

適塾では、同じ塾で学ぶ塾生たちから高評価を得ようとみんな必死になって勉強しました。このメルマガ私塾でも、より一層の切磋琢磨をしていただけると嬉しく思います。

さて、今回のテーマは、「いじめ」についてです。個人の問題と社会の問題を同時に考えなくてはならない、とても難しいテーマだと思います。はたして、「いじめ」を根絶することはできるのか。根絶することなどできないとしたら、どのような工夫をすることでいじめられてしまった方のダメージを減らすことができるのか。みなさんのお考えをお聞かせください。

NO.7   gotoichi 2012/07/18 15:49:34 合計 20pt.

いじめの問題を切り取って、学校が、先生が無能だからダメなんだ。
という意見には賛成出来ません。
教育の現場は疲弊しています。

自分が先生の立場だったら、どうやって解決をするのか?
もし、介入することでより陰湿化することはないのか?
という視点は絶対に必要です。

僕はいじめを解決する方法はないと考えています。

ですから、いじめで辛いと思っている子の居場所をつくってあげることが
解決に代わる方法です。

在宅で勉強出来るシステム、精神的に不安定になっていないかを
カウンセリングしてもらうなどのケアがあるべきです。

子どもは守られるべき存在であることは間違いありません。
危機的状況を回避させてあげるべきです。

回避できれば、あとはいじめた子に対して、
そのことを考えさせて指導をするべきです。
ただ、大津の問題でもクローズアップされていますが、
親の問題は避けて通れません。

いじめをしたことを指導することに
強く反発する親も実際にいます。

線の引き方も短絡的であってはいけません。

僕は教育というのは種を植える作業だとおもっていて、
その指導が全く無意味に思える場合でも、
その経験が花開くときがくると思って
教育を続けています。

いじめを受けることは大いなる苦難です。
得なことなど一切ないように思える。

しかし、その苦難の経験をも自分の血肉に
変えていくことがいじめに勝つことになり、
人生を豊かにすることもあることは言いたいです。

自分なりの教育論なのですが、
自分のいじめられた経験をもとに
考えたものです。

以上です。