トップ 書籍一覧 メルマガ一覧 ご利用ガイド サロン・通信講座

いじめについて

6月18日配信のメルマガで宣言した通り、今号からこの掲示板に「適塾システム」を採用したいと思います。システムは簡単です。これまでと同じように、僕からテーマを出しますので、みなさん活発に議論をしてください。ただし、今回からはメルマガ読者がみなさんのコメントについて、1~5の「評価」を付けることができるようになりました(5の方が高評価と捉えてください)。各テーマごとにもっとも評価の高かったコメントについては、僕がメルマガやツイッターで紹介します。また、年間の累計評価ポイントが多かった人には、何らかの表彰をすることを考えています。

適塾では、同じ塾で学ぶ塾生たちから高評価を得ようとみんな必死になって勉強しました。このメルマガ私塾でも、より一層の切磋琢磨をしていただけると嬉しく思います。

さて、今回のテーマは、「いじめ」についてです。個人の問題と社会の問題を同時に考えなくてはならない、とても難しいテーマだと思います。はたして、「いじめ」を根絶することはできるのか。根絶することなどできないとしたら、どのような工夫をすることでいじめられてしまった方のダメージを減らすことができるのか。みなさんのお考えをお聞かせください。

NO.9   orcamie 2012/07/18 19:53:05 合計 14pt.

私は いじめに関しては 
深刻な事態に陥る前に対処する方が良いと思います。

というのは いじめが深刻になると
被害者はもちろん
周囲の生徒たちも心理的に大きな痛手を受けます。
修復は大変むずかしいです。

私には加害者の生徒たちについては理解できませんが
彼らもまたダメージを受けているのではないかとは思うのです。
彼らには 自分のしたことについて十分に反省して償ってほしいと思います。

一番悲しいのは
被害者の中学生は命を絶ってしまったということです。
取り返しがつきません。

現在  スクールカウンセラーが各学校に配置されてはいますが
悩みを持つ本人か保護者が希望しない限り 
中々カウンセラーのところにはいきません。

全校一斉にというのは 難しいでしょうが いじめがなくても
時期をずらして、なんとか全員が必ずカウンセラーと話すのを
義務付けたらどうかなと思います。

カウンセラーと話すことで 自分が直面していることを違う視点から見て
見つめなおして欲しいです。
いじめの被害者の子は 毎日のいじめに対応するのがやっとで 物事を客観的に眺める余裕がないので、特に。

さらに相談の中身が 深刻であった場合
とくに犯罪行為などがあった場合
適切に処理するいくつかの解決策や 対応できる体制が 
もっと構築されるといいなと思います
No. 7 の gotoichiさんが学校の先生は疲弊しているというのは事実だと思います。
ぜひカウンセラーを活用してほしいです。

今回の 大津市の「いじめ」の報道で
私は 今まで遭遇した「いじめ」で、
なぜ 学校が中々動いてくれないのかということがようやくわかりました。
「いじめ」があると報告できないしくみになっているようですね。

私は自分ではいじめられた経験がありません。
そこでわが子が小学校で体験したことをお話ししますね。

ある時 息子のクラスに転校生がやってきて いじめられて
大けがをして 6か月リハビリに通うということがありました。
その子がいじめられている現場に遭遇したら
絶対、何があっても止めなさいと息子に強く言いましたが
その子のためにいつも見張ることはできないよ。という返事でした。
被害者の保護者の方によると、学校に報告するともっといじめがエスカレートするのでしたくないということでした。
何度か息子からそのことの報告を受けるたびに話をして
そこで、もしもその子が自殺するようなことになってしまったら
きっとあなたの 小学校の楽しいことは 全部楽しくなくなる
といいました。
そしてその子が亡くなってしまってからは 遅いのよと。

それを聞いて息子は できる限りその子をかばったと思います。
彼にはいい友人がいて協力も得られました。
いじめっこの周囲のこどもたちは
時と場合に応じて うちの子といじめっこの間を
いったりきたりしていました。
ただし、いじめていた中心人物とその家族からは
うちの子がその子をいじめていることになってしまって
誤解はずっと解けませんでした。
その子と殴り合いのけんかもして、あちらの方が強いので
脳震盪を起こしてフラフラになって帰ってきたこともあります。
うちの子が一方的になにかしたということはなかったのに、
いつも、すきあらば 挑発されて、時々我慢できずにけんかしてました。

担任の先生は うちの子とそのいじめっ子をときどき呼んで
じっくり話し合いをさせていました。
いじめはなかなかやみませんでしたが
何とかそれ以上 大けがするということはなく小学校を卒業できました。
かばった同級生から 今でも年賀状が来ます。
担任の先生はきっと 胃が痛いことであったろうと思います。
その時のいじめっこのご家族は PTAの役員であり教育関係のお仕事でした。
非常に難しい立場だったのではないかと思いますが
とにかく、ずいぶん時間をとってくださったと思います。
息子が いじめられていたわけではないのですが
気が付くと、いじめっことうちの子の問題にすり替わっていました。
いじめは一度話したり注意したりしただけでは 止められません。
何度も 根気よく 話をするということが大切だと思います。
先生と いじめっこと うちの息子で 話した内容についてきいたのですが、いろいろ起きた事件の他に 
どうでもいいことをたくさん話したそうです。
そういう無駄な時間、じっくり誰かと心の向くままに
話す時間が 実はとても大事なのではないかと思っています。