日本人が個人として自立するためにはどうすればいいのか?
もの、之を独立自尊の人と云ふ」。これは福澤諭吉の言葉です。でも、明
治以来、日本人の「独立自尊」はまだ達成できているとは思えません。ど
うしたら日本人に「独立自尊」を根付かせることができるのか。言い換え
ると、「個人として強くなるためにはどんな方策があるのか」。前回の「組
織と個人のあるべき関係とは?」から引き続いて、議論をしていきまし
ょう。
こんばんは。LAMPRIGERAさんのように、 私も実は投稿した後に同じように感じますが<自分で書いた投稿が1時間以上経過すると直視できなくなってしまう・・・>ここ夜間飛行ではあえてそういう思いを捨てようと思っています。恥ずかしいと思う自分の書いた物を直視しようと。そしてこれも自分を確立することの一つかなと思ってます。
私が過ごしたアメリカの1年はたった一つの高校に1年いただけなので、それがアメリカ全ての高校の教育についてカバーするわけではないと思います。そのことを考慮に入れてください。
その高校は、規模が大きく、同じ敷地内に幼稚園からcollegeまでありました。すべて公立です。
1.高校の授業は日本の単位制に近いシステムで、1年(freshman)から4年(senior)までの標準クラスの他に特別クラスがあり、成績優秀者が学年に関係なくそのクラスに行けました。もちろん飛び級もありです。ですからホームルームクラスは同じでも、履修科目が違います。
2. 必修科目の他は自分の学年で履修可能な科目から選択。私の必修は 『History』『Urban Problem』と『Senior English』でした。歴史はもちろんアメリカの歴史です。後者はアメリカの現代社会の問題を扱った内容でした。正規の学生は必修科目はもっと多かったはずです。
3.授業での日本との違いは、正解よりもそこに辿り着く過程を重要視していたと思います。正解は自分で解答をみるとわかるからだと。
4.同じ敷地内に幼稚園もあるために、教師を目指す高校生がアルバイトで幼稚園や小学校にアシスタントとして働いていました。わたしも友人が働く小学校のクラスに、お手伝いと日本の折り紙を紹介するために何度か足を運びました。
5.授業内容は 日本の高校の授業に近いのは理科かな。教科書はすべて無償で学校の図書館より借りてきます。『English』の教科書は毎月または2ヶ月おき位に先生に言われて違う本を図書館に借りにいきました。クラスが違うと読む本が違うということです。これは他の科目でも、先生によって同じ科目でも教科書が違うかもしれないということです。
6. 一番すごいなと思ったのは、seiniorの家庭科です。大学のゼミのようで、男女ペアで10組まで登録可能で、登録の許可はペアが最初に履修希望理由を書いて申し込み、認められた10組が登録できるクラスでした。ペアになって、婚約から結婚をもぎ体験する授業です。結婚に何が必要かとか、もぎ結婚式もやってました。その中に、料理を含めた家事を実体験して、問題点を話し合いレポートを提出するクラスでした。
6の家庭科のように大変ユニークなクラスがたくさんあったと思います。音楽では、コーラスのクラスの他に、ミュージカルのクラスもありましたから。体育は テニスのクラスに入ったらずーっとテニスです。体育は必修ではなかったので嫌いな生徒は高校で全く体育はしなかったと思います。
7.クラブ活動は 大きな高校のために人気のクラブは選抜があり、選ばれなければ入れません。スポーツが得意な生徒は、2種目以上参加していました。
いずれにせよ、随分前の話なので、鮮明に覚えているのは、穴があったら入りたかったという困った状況で、アメリカの高校が今も同じかどうかはわかりません。ただ、一番先に書いたように、最初の1ヶ月は授業の展開が日本とかなり違うので驚いてばかりでした。