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お金について考える

最近はよく「お金なんていらない」といったことが言われています。お金よりも大事なのは、人とのつながりであるという議論をよく見聞きします。確かにインターネットの普及によって、人と人の「つながり」そのものがセーフティネットになる可能性は出てきています。しかし、ご本人から聞きましたが、湯浅誠さんが立ち上げた「パーソナル・サポートサービス」(※)も、内閣府の予算がついているからこそ、実現した制度だそうです。「新しい公共」を作り、運営していくにも、やはりお金が無ければ難しいというのも、一面の真実だと思います。

別の角度から言うと、お金というのは国家と結びついています。お金の通用力というのは、国家が担保しているわけですから。ドルは、アメリカの軍事力と経済力を背景にあれだけ大量に刷ることができているのです。だから、お金について考えることは、国について考えることになる。「お金なんていらない」という議論は、「国家なんていらない」ということにつながっていく。それはもちろん考えるに値する議論なわけですが、はたして現実に持続可能なのでしょうか。あるいは本当に日本人全体の意思を反映しているのかどうか。ぜひ皆さんの経験も踏まえて、議論しましょう。

※「パーソナル・サポーター」が、生活保護や障害福祉、医療保険、介護保険、雇用保険などの専門知識を生かし、利用者にマン・ツー・マンで寄り添いながら、継続的に相談に乗る制度

NO.13   mactoo 2012/08/16 07:56:52 合計 8pt.

茂木先生からのお題に頭をひねる事、約10日。
ふと掲示板を覗いてみると皆さんすごい投稿してる(汗

「お金」って生活と切り離せないからなくなることはないんですよね。どんなに多くの国が興亡を繰り返してもなくなるどころか、益々興隆してますし…。

私は36歳ですが、親の世代とは何かが決定的に違う事で、お互いに分かり合えない事態に何度も遭遇した事を自分なりに分析してみました。

【今までの価値観…親の世代】
・土台に仕事があり、その仕事のおかげでお金を得られる。
 (仕事を失うとお金を失う)
・仕事とお金があるから社会的に一人前と認められる。
・結婚する。子供ができる。
・人生は楽しいと思う。
◎今までは仕事をベースにしたピラミッド型の構造。
◎仕事がなくなると他の何も手に入れられなくなり「詰む」

【これからの価値観…自分の世代】
・仕事は土台ではなく柱のひとつ。
・社会福祉、セーフティネットによる最低限のお金の確保。
・評価型経済(失業してても個人活動で社会的に認知される)
・ゆとりはなくても結婚できるし子育てもできる。
・人生は楽しいと思う。
◎楽しい人生は複数の柱に支えられている。
◎仕事以外の柱は意識して作っていかないといけない。

これからの価値観の型はパルテノン神殿を思い浮かべて欲しいのですが (参照 ウィキペディア http://ja.wikipedia.org/wiki/ファイル:Acropolis_of_Athens_01361.JPG )、
屋根にあたる部分が、楽しい人生だなぁと思える部分で、一本一本の柱が仕事であったり、家族であったり、社会的信用だったり、お金だったり…。

ピラミッド型が悪いとかパルテノン型が良いとかじゃなくて、自分自身の人生がどちらの構造だととらえているのかが、ポイントなのかなと思います。

お金について考えてあらぬ方向へ行っちゃってますが、感想など書き込んでもらえると嬉しいです。