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お金について考える

最近はよく「お金なんていらない」といったことが言われています。お金よりも大事なのは、人とのつながりであるという議論をよく見聞きします。確かにインターネットの普及によって、人と人の「つながり」そのものがセーフティネットになる可能性は出てきています。しかし、ご本人から聞きましたが、湯浅誠さんが立ち上げた「パーソナル・サポートサービス」(※)も、内閣府の予算がついているからこそ、実現した制度だそうです。「新しい公共」を作り、運営していくにも、やはりお金が無ければ難しいというのも、一面の真実だと思います。

別の角度から言うと、お金というのは国家と結びついています。お金の通用力というのは、国家が担保しているわけですから。ドルは、アメリカの軍事力と経済力を背景にあれだけ大量に刷ることができているのです。だから、お金について考えることは、国について考えることになる。「お金なんていらない」という議論は、「国家なんていらない」ということにつながっていく。それはもちろん考えるに値する議論なわけですが、はたして現実に持続可能なのでしょうか。あるいは本当に日本人全体の意思を反映しているのかどうか。ぜひ皆さんの経験も踏まえて、議論しましょう。

※「パーソナル・サポーター」が、生活保護や障害福祉、医療保険、介護保険、雇用保険などの専門知識を生かし、利用者にマン・ツー・マンで寄り添いながら、継続的に相談に乗る制度

NO.15   chigusaotsuki 2012/08/16 15:18:48 合計 3pt.

No13 mactoo さんへ

素晴らしいです。
とっても、うなずきながら、読ませていただきました。

私の両親も必死でした。
子どもを、育てるために、多くのことを、犠牲にしていました。

両親は、せっかく、いい伴侶に、めぐりあえて、結婚して、子どもを授かって、
人生が、豊かに、楽しくなっていくはずが、
ここまで、お金を稼ぐために、
苦しんで、みじめな思いをして、
生きてこなければならなかった、
そんな日本の社会は、
やっぱり、変だと思います。

それは、やっぱり、親の世代の価値観が、
ピラミッド型だったからと、思うのですが、
土台が崩れたら、すべてが崩れてしまう、ピラミッド型より、
柱が、一本折れても、楽しい人生が、支えられる、
パルテノン型だったなら、と思います。

お金もそうですが、
気持ち的にも、
これがダメなら、すべてがダメになるのではなくて、
これがダメでも、別のがあるよ、っていう、
選択肢が、たくさん、ほしいですね。