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お金について考える

最近はよく「お金なんていらない」といったことが言われています。お金よりも大事なのは、人とのつながりであるという議論をよく見聞きします。確かにインターネットの普及によって、人と人の「つながり」そのものがセーフティネットになる可能性は出てきています。しかし、ご本人から聞きましたが、湯浅誠さんが立ち上げた「パーソナル・サポートサービス」(※)も、内閣府の予算がついているからこそ、実現した制度だそうです。「新しい公共」を作り、運営していくにも、やはりお金が無ければ難しいというのも、一面の真実だと思います。

別の角度から言うと、お金というのは国家と結びついています。お金の通用力というのは、国家が担保しているわけですから。ドルは、アメリカの軍事力と経済力を背景にあれだけ大量に刷ることができているのです。だから、お金について考えることは、国について考えることになる。「お金なんていらない」という議論は、「国家なんていらない」ということにつながっていく。それはもちろん考えるに値する議論なわけですが、はたして現実に持続可能なのでしょうか。あるいは本当に日本人全体の意思を反映しているのかどうか。ぜひ皆さんの経験も踏まえて、議論しましょう。

※「パーソナル・サポーター」が、生活保護や障害福祉、医療保険、介護保険、雇用保険などの専門知識を生かし、利用者にマン・ツー・マンで寄り添いながら、継続的に相談に乗る制度

NO.16   gotoichi 2012/08/16 16:01:43 合計 5pt.

貨幣の歴史でいうと

金本位制でドルと金が交換できた時代がありました。

それがなくなり、本質的には裏付けるものが現在はありません。

金が裏付けるだけの金額では足りないのです。

実際にアルゼンチンのように破綻する国が

これから出てくることはないとは言えません。

円は強いですから、そんなに不安に思うことはありませんが、

今後、本当にお金を蓄えているから大丈夫といえるのか?

は考えておくべきだことだと思います。

言ってみれば、紙切れですから、

価値が下がる可能性があると言えます。

ドルなら安心とも言えませんし、

ユーロなら、元ならとは言えません。

でも、どうなるか?わからないことが

本来の姿であるといえるのかもしれないと

考えています。

すべては不安定であって、だからこそ、

リスクヘッジをして行くのが自然なことである。

どこまでリスクとっていくのか?という発想を

鍛えていくことが今後は必要になると思いました。

安心したいというのは誰もが持つ感情ですし、

否定する必要はないと思います。

そのために、リスクを学ぶ必要があると思います。