「子どもとの付き合い方」について考える
少子高齢化社会においては、子どもの重要性が相対的に高まるとも言えます。しかしだからと言って、腫れ物に触るようにしていては、子どもの社会化に問題が起きてきます。実際、イジメの問題も、子どもに対して社会の側が積極的に働きかけることができていないことも影響している気がします。
21世紀の日本は、「子ども」とどのように付き合っていけば良いのか。ご意見お待ちしております。
子どもとの付き合い方についての意見を塾講師として書いてみたいとおもいます。
基本的に、子どもはいつか大人になります。
あまり、理不尽な扱いはしないほうがよいです。
その場はよいようでも、長い目で見ると間違っている場合があります。
これは先生を10年以上してきて思うことです。
案外、相手はなんとも思ってないことも多いです。
でも、こっちとしては立派になった教え子に
恥ずかしいことはないようにしたいとおもいます。
でも、だからといって、機嫌をとるわけにはいきません。
指導者が同じ目線であることは大切かもしれませんが、
同じ立ち位置でいては子どもは伸びません。
やはり、指導者は引っ張りあげる感覚が必要ですし、
客観的に評価を与える必要があります。
最終的には愛情だと思っています。
心底、相手のためになると思っていることは通じる時がきます。
僕は子育てをしたことがないので、きれいごとかもしれませんが、
少々の感情の齟齬は問題ないと考えています。
それは大人になるだけではなくて、育てる立場にやがて子どもが立つからです。
そのときに真意が伝わるのでも問題ないだろうとおもいます。
シュタイナー教育で有名なルドルフ シュタイナーはシーディングと
言っていたと思いますが、教育とはタネを植える作業です。
その場で成果は確認出来ない。でも、きっかけがあれば、芽を出して
花を咲かせるものです。もちろん、その花が教育の成果だとはわからないのです。
そのくらいのスタンスで子どもとの距離感をもつことが必要かなと思います。