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「子どもとの付き合い方」について考える

これからの日本を考える上で、絶対に無視できない要素は、少子高齢化です。これは人口動態から考えて、非常に深刻な問題になることはほぼ確実でしょう。では、そういう時代において、我々は「子ども」とどのように付き合っていけば良いのでしょうか。

少子高齢化社会においては、子どもの重要性が相対的に高まるとも言えます。しかしだからと言って、腫れ物に触るようにしていては、子どもの社会化に問題が起きてきます。実際、イジメの問題も、子どもに対して社会の側が積極的に働きかけることができていないことも影響している気がします。

21世紀の日本は、「子ども」とどのように付き合っていけば良いのか。ご意見お待ちしております。

NO.17   thnkks0304 2012/09/29 08:26:36 合計 19pt.

子供の成長は大人が制御できるものではありません。子供の成長にとって最も大事なのは、同じ年代の子供たちと自由に切磋琢磨できる環境と、子供たちを見守り取り囲む大人たちの振る舞いであると思います。子供たちの一つ一つの行動を逐一監視するのではなく、ある程度の自由度を与えて創造的な営みをできる環境を与えることであります。そのためには、灘や開成の学生のように、人それぞれ得意分野があり、多様性に富んだ子供達を集めて、自由に行動させることが大事です。自由に活動をしてもいいし、誰と組んでもいい。大人たちは子供たちに存分の期待を与え、子供たちにある程度の緊張感を与える。そして責任は大人たちが取る。そのように子供たちを取り囲む大人達の振る舞いも子供たちの成長に大きく影響すします。

子供達を自由に育てるのは、難しいです。どうしても大人たちは逐一子供たちの行動を制御したがります。私は、どこかで「自分が両親に自由に育ててくれたありがたみは、40歳を超えてからわかる。」と聞いたことがあります。大人になり社会人になってから、実際に自分が親になってから、子供を自由に育てることの難しさと我慢の必要性などがわかるのでしょう。

現代の大人たちにできるのは、子供たちに良質な環境を与えることと、自分たちの振る舞いを正すこと、そして子供達に裁量を与え見守る構えが必要であると思います。

竹内健太