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体罰に効果はあるのか

バスケットボール部の体罰事件に関連して、橋下徹さんは「事件を起こした高校の入試を中止にしたほうがいい」とおっしゃって波紋が広がっています。この橋下徹さんの主張する「入試の中止」は、まさに劇薬です。

実は、かつて同じことをして大成功した例があります。大学紛争時の「東大入試の中止」ですね。当時の文部省が主導して、「見せしめ」として東大の入試だけを中止にしたのですが、これは効果抜群でした。入試の中止は、学校にとってみれば、いわば「死刑宣告」のようなものです。だからこそ改革を成し遂げるための一番の特効薬でもある。ある意味では、橋下さんが施行してきたマネジメントスタイルの究極の姿とも言えるでしょう。

ただし、一方では、これは学校に対する「体罰」とも言えます。体罰というのは、自主的に改革を促すのではなくて、人に対して何かを強制することです。それが、教育の現場、あるいはマネジメントの現場ではたして許されるのか。許されたとしてどの程度許されるのか。これは普遍的な問題です。

僕は今回の件については、体罰を防止するための施策が皮肉にも体罰的なものであるところをどう考えるかがもっとも重要な論点だと考えています。同じような構造になってしまっている問題は、他にもたくさんあると思います。体罰的な行為に、本当に意味があるのかどうか。もし意味があるとして、それはどこまで許されるものなのか。ぜひ皆さんにご意見を伺えたらと思います。

NO.25   orcamie 2013/01/31 23:43:13 合計 10pt.

No.6 Tomoikukaiさんが
>ローカルな文化の背景に横たわる日本の一番大きな問題に目をつぶったまま、日本の文化を世界に伝える事は次期尚早じゃないのかと疑問を提示させていただきました。
→とありましたが、私は色々問題を抱えたまま世界に投げかけるのも一つの手だと思います。日本の中の問題を、日本で解決しようと言う考え方はいけなくはないけれど
日本だけで解決しなければ外に出しては行けないと言う考え方も
日本や日本人が外になかなか出て行けない要因の一つだと思います。
世界にある知恵でその不備を補うと言う考え方もグローバルな世界の中では大事ではないかと 思いませんか。

それからTomoikukaiさん
私は思ったのですが、
日本のローカルな文化=硬直した上下関係ではない、と思います。
確かに日本の地方ではより硬直した人間関係があるとは思います。
人とは変わった事はしにくいとか人と違う意見を言いにくいなど
そんなことをしたら村八分になると言うような感じでしょうかね。
でも、ローカルな文化はそれが全てではないと思います。
それぞれの地方が伝える古き良き事がまだまだ埋もれていると思います。
と言う以上の事で、Tomoikukaiさんと私は意見を異にするなと思いました。
ですが
日本にチームが必要という事には大賛成です。
対等なパートナーの関係の上に成り立つ、チームどんどんできるといいですね。
チームかどうかわかりませんが、
この茂木さんの掲示板は 対等な人間関係における意見表明の場かな
と思います。

No.8 ryosuke85さんの
>これは上記の軍隊組織の“生命の危険”と同じで、その危険性が無いにも等しい環境の中で、それを問われ、今回の事案の様に、結果的に“自らの命”を絶つ、という答えを“指導”してしまった事は、あまりにも自虐的すぎる規律なのではないでしょうか。

これはすごく共感しました。

No.22 terurunさん
>成果主義があるから体罰がある
とは、私は思いません。
良い意味の成果主義もあります。
成果を上げたらご褒美が貰える。。。
というのはいい考えだと思いませんか。
ただ、それだけが人を評価する全ての尺度にしてしまったり
成果が上がらなかったら 体罰を与える
というような成果主義だったら民主主義的ではないと言えるでしょう。

私自身は成果主義とはほど遠い人物ですが
最近、Couchsurfingと言うのに惹かれております。
実は世界中にある無料で宿を提供してもらえるシステムです。
ひょっとしたら世界中ではないかもしれないのですがかなり近いです。
Couchsurfingで検索すると出てきます。
そこのメンバーになりプロフィールを作ります。
自分の行きたい所に住むメンバーを捜して宿泊をお願いします。
色々、子どもはだめとペットはだめとかありますが
自分の条件に合えばただで泊めてもらえるらしいのです。
そのかわり、ベッドではないかもしれないし、今のソファかもしれないのです。
また、自分が頼まれたら、泊めてあげなければ行けません。
もちろん断ることもできます。
自分でホームステイ先を探すような感じですね。
大枠のコンセンサスを決めて、細かな部分はそれぞれの個人が決める。
こういうスタイルが日本でもできるといいなと思います。
本題とはずれてますが。
 Hopefully, I want to think I’m not too old to challenge the Couchsurfing.