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体罰に効果はあるのか

バスケットボール部の体罰事件に関連して、橋下徹さんは「事件を起こした高校の入試を中止にしたほうがいい」とおっしゃって波紋が広がっています。この橋下徹さんの主張する「入試の中止」は、まさに劇薬です。

実は、かつて同じことをして大成功した例があります。大学紛争時の「東大入試の中止」ですね。当時の文部省が主導して、「見せしめ」として東大の入試だけを中止にしたのですが、これは効果抜群でした。入試の中止は、学校にとってみれば、いわば「死刑宣告」のようなものです。だからこそ改革を成し遂げるための一番の特効薬でもある。ある意味では、橋下さんが施行してきたマネジメントスタイルの究極の姿とも言えるでしょう。

ただし、一方では、これは学校に対する「体罰」とも言えます。体罰というのは、自主的に改革を促すのではなくて、人に対して何かを強制することです。それが、教育の現場、あるいはマネジメントの現場ではたして許されるのか。許されたとしてどの程度許されるのか。これは普遍的な問題です。

僕は今回の件については、体罰を防止するための施策が皮肉にも体罰的なものであるところをどう考えるかがもっとも重要な論点だと考えています。同じような構造になってしまっている問題は、他にもたくさんあると思います。体罰的な行為に、本当に意味があるのかどうか。もし意味があるとして、それはどこまで許されるものなのか。ぜひ皆さんにご意見を伺えたらと思います。

NO.30   orcamie 2013/02/02 00:15:29 合計 4pt.

terurunさん
丁寧な説明ありがとうございます。
もう一度、terurunさんのNo.26を読んでから
最初の投稿読み直しました。

良い結果が出たらご褒美が貰えると言う考えを
すべて否定されているわけではないというのが
よくわかりました。
安心しました。
私の聞き方があまり鋭すぎなければいいなと
思っています。
私の言葉は時々ストレートすぎると
自分で心配になるのです。
terurunさんも自分の考えを伝える難しさについて
言われてましたね。
私は、柔らかくに自分の言いたい事が
伝えられるといいのになと思うのですが
なかなかうまくいきません。
その点、terurunさんの優しい語り口は
読んでいて心地いいです。