「成果主義」について考える
成果主義を、ryousuke85さんの、結果重視として考えてみました。
sana805さんが紹介してくださった茂木さんの旅の様子。一度も船から降りない人もいると聞いて、わかるような気がする、というところが印象的でしたけれど、そこには、目標を達成することとは違う豊かさがあるように思いました。
そして、いつもとても忙しくされている茂木さんが、波を感じながらお昼寝をするところは、心底羨ましく思いました。
ずっと以前のことですが、子どもたちと餃子づくりをしたら、きれいに揃って出来上がることを楽しみにせっせと作るこ子がいる一方で、ぐちゃぐちゃだけれど、作っていることそのものを楽しむ子もいました。
成果主義の教育の影響でしょうか、せっせと言われた通りに作ることしか頭になかった私は、出来上がったいろんな形の餃子を、羊みたい!と楽しんで食べながら、すごく考えさせられました。
そして、注意が一点に集中しやすい自分の在り方に息苦しさを感じ始めたこともあり、目標に向かって息を詰めて頑張るのではなく、やることそのものを楽しめるようになりたいな、と思うようになりました。
目標に向かってまい進することの反対は、遊びかな?と思います。苦しんで目標に向かうことが喜びとなる人もいるでしょうけれど、真に効果的な成果主義があるとしたら、成果を出そうとするなかでも、どこかでふっと遊びに転じられる余裕があることは、とても大切かもしれないな、と思いました。
今日、たまたま、TEDの翻訳のボランティアをしているイタリア人についての記事を見つけました。
その中で、今回のテーマと関係があるように感じた部分を紹介します。
What’s a phrase in your language that you wish would catch on globally?
“Let’s talk about this over coffee/lunch/dinner.”
The idea is that to properly address important issues, people require a comfortable and relaxed environment, something a large number of Italians would not find in formal settings like an office or a meeting. I think you could roughly translate that phrase as: “I think the issue is important and I value your opinion, so it will be worthwhile to invest our free time in discussing this where we can both feel comfortable and speak our minds freely.”
http://blog.ted.com/2013/02/05/meet-the-translator-alberto-pagani-who-brings-you-ted-talks-in-italian/
イタリアでは、本当に大切なことにきちんと取り組むためには、心地よくて、リラックスした環境で、自由に話せることが大切だと思われているようですね。
このような、考え方が共有できていれば、成果を上げる過程そのものが楽しくなり、効果的な成果主義になるように感じました。