日本人が個人として自立するためにはどうすればいいのか?
もの、之を独立自尊の人と云ふ」。これは福澤諭吉の言葉です。でも、明
治以来、日本人の「独立自尊」はまだ達成できているとは思えません。ど
うしたら日本人に「独立自尊」を根付かせることができるのか。言い換え
ると、「個人として強くなるためにはどんな方策があるのか」。前回の「組
織と個人のあるべき関係とは?」から引き続いて、議論をしていきまし
ょう。
連投ですみません。「自己が強くなる為の方策」を、もっと具体的に、身近に感じたいと思い、ひとつ皆様に提案がございます。方策があるのなら、明日から、いや、今からでも実践できるはずではないか、と考えたのです。
その提案とは「具体的に取り組んでいる自己強化(+エピソード)」を紹介して欲しいというものです。
たとえば「絶対に朝は早く起きるようにしている」とか「好き嫌いせずに食べている」とか、そんな程度の話でも結構です。その実践の解説を頂けると更にありがたいと思います。
掲示板のテーマが大きく、どうしても議論が「観念的」になりやすいと思います。
この掲示板で語っている私達だけでも、少なくともここから「すぐに実践できる人達」でありたい、そんな風に私は考えています。折角このような場で様々に吸収せんと集っていますから、最終的には「できるだけ具体的な何か」を掴んで、毎度の議論をシメたいなあ、なんて思うわけです。
本を読んだり、格言を覚えたり、体験談を聞いたりしても、一旦は「頭でしか理解していない」状態で終わってしまう事は多いと思うのですが、そういった蓄積をしておく事で「いざ」って時にその蓄積が自分の身体と心を通して実践され「心で理解した」と言えるようになると思います。
それは一般的には「マイナス」とされるような事でさえも、あらゆる価値にしていける可能性を、自分の中に築いていく工程だと思うのです。つまり怖いものなしって事です。
その蓄積を、みなさんで出し合って共有したいなと考えております。
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言いだしっぺなので私の具体的な実践は……
「ありがとう、を欠かさない。ありがとう、の意味を考える」
「可能な限り自分から先に挨拶をする。確実に聞こえる音量で、相手の方を見て行う」
職場での実践ですが、ひとつ何かをしてもらった場面や、気を使ってもらった場合には必ずお礼を言うようにしています。人によっては「そこで一々言う必要はないのでは」と思われてしまうくらいの場面でも丁寧に言うようにしています。
そうすると一つ一つの自分と相手の行動を考える事になって、どの部分に「ありがとう」と言ったのかが段々明確になってくるからです。そうなると、仕事にも筋を通せるようになり(そうな気がし)ます。
挨拶については守るべき順番がある場面がありますが、そういったケースを除いた、たとえばすれ違いの時などの挨拶は可能な限り自分が先に行うようにしています。自然と少し遠目の場所から行いますし、声も大きくなります。
これを実践する為には常に周囲に気を配っているようになりますし、相手の挨拶から、今どんな心身状態なのかもある程度察する事ができるようになり(そうな気がし)ます。
と、こんな感じです。ちゃんと挨拶する、ありがとうを言う。って小学生みたいな話ですが、これだけでも意外と「やらない人」「テキトーな人」がいるものだなと感じています。
もしよければ皆様の「具体的な実践」を教えて下さいませ。