「成果主義」について考える
人間の脳には、「報酬系部位」というものがあります。その部位が喜ぶような刺激を加えると、人間は高いパフォーマンスを発揮することができる。企業や学校が導入しようとした「成果主義」というのは、そもそもそうした科学的な裏付けに則ったものであったと思います。しかし、現実の「成果主義」は、反対に人間の脳の働きを萎縮させるように作用してしまっているように見えます。はたして真に効果的な「成果主義」は可能なのでしょうか。もし可能であるとすれば、どのようなことに気をつけて運用しなくてはならないのでしょうか。みなさんのご意見をお聞かせください。
茂木さんの「同じ成果主義でも、自分自身で設定した目標だと、意味が違うように思います。」というのは、スポーツの指導においても同じことが言えると思っていて、個人的な意見ですが、指導者が選手を「うまくする」ことなんて出来ないと考えています。
理由としては、実質的に取り組んでいるのは選手自身であり、指導者はアドバイスは出来ても自分自身が取り組むことは出来ないからです。
それは成果主義も同じことが言えるのではないでしょうか。