日本人の成人年齢は何歳にすべきだと思いますか？

ドッグイヤーと言われるように、いろいろな変化のスピードが速くなっていると捉えられていますが、そういう時代になったら、同年代に生まれた集団、コホートという考え方が大事になっていくかな？と感じます。

今の高齢者の感覚と、若者の感覚には、ものすごい開きがあるような…。
おばあちゃんたちの感覚の方が、無邪気で、あどけなくて、若者の方が、ずっと大人びているような・・・
どうしてだろう、と考えてみると、ひとつには、老若の違いだけではなく、受けた教育や、受け取る情報の量と、圧倒的に質が違うからではないか、と思います。

このように、同時代性による差がとても大きいと思われる今は、老人、若者、ととらえるよりも、各年代の考え方、感覚というとらえ方が、あらゆる点で必要になってくるかな、と思いますし、各年代の感覚を万遍なく拾うことが、今、社会の在り方を決めるの大切になると思います。

ということで、10代の人たちの声も社会に反映させるために、成人年齢を引き下げるたほうがいい、という意見です。

15歳くらいで元服、大人と思われるのが普通という時代もあったのだから、あまり細かい年齢は関係ないかな？

精神年齢は、昔の七掛け、つまり、今の20歳は昔の14歳くらい、と聞くこともあるけれど、もし本当にそうなら、あまりにも子ども扱いされ、保護されていることもあるように思います。

成人したのだから、と責任ばかり押しつけるのは問題だと思いますが、選挙権のような、社会的な発言権を持つことは人として成長するのに大切だと思います。

あらゆる情報に接する事が簡単になったのに、情報を得ても、ただの傍観者でしかないとしたら、問題意識の高い人は、歯がゆい思いをするのではないでしょうか？

大人として認められれば、自然と、大人としての責任感がついてくるように思います。

それが重荷だという意見が多いとしたら、それは、これまできちんと大人が向き合ってこなかったり、子ども扱いされていて、自分たちの声が届くことがなく、声をあげても無駄と感じている無力感の延長ではないだろうか？と思います。

あらゆる世代の感覚を、社会に反映させて、今の社会を若い世代にとって希望ある社会に変えていくためにも、成人年齢を引き下げることに賛成です。

２０歳→１８歳って根拠はなんでしょう？
この数歳の差に何かあるのでしょうか？
私は「２０歳」のままでいいかな、区切りがいいし。

それより成人になってからの長〜い人生ほうが重要だと思います。
未成年のうちは国や親から保護され育ててもらう期間。
成人になったら「ハイ！これからは国のために頑張ってね♪」期間。

選挙権あげるから、国の将来考えてね。
国の運営のためにお金払ってね、ハイ納税。
義務はあるけど自由もある。権利もある。
「成人」になったら死ぬまで「成人」。
だから年金からも所得税引かれちゃうし。選挙権も当然あり。

「人に成って、人として生きていく」ことを成人の私たちがしっかり自覚するほうが大事かな。
なので、日本の成人年齢は特に変える必要はないのでは。　二十歳。

18歳を成人として 選挙権を認めることに賛成です。
が 飲酒や喫煙に関しては
高校生である間は禁止である方がいいかな。
別設定という意見に賛成です。
高校を卒業後は 就職される方もいるので
成人としての扱いが妥当だと思います。
働いて、社会での経験後 大学に行くなどの
人生での選択肢の多様化に繋がるといいなと
思います。
ただし、年金の財源不足の解消を目的とするなら反対です。
年金の支払い開始年齢が現行の20才のままで
据え置くべきだと思います。
選挙権を得たらそれを必ず行使して欲しいです。

私も18歳世代が投票に行くなら引き下げに賛成です。それどころか、16でも14でも良いと思います。むしろ学生時代に選挙権を持つ方が政治への意識が高まりやすい。クラスメイトと政治の話をすることなんてなかったですから。

正しい判断をできるのか、という懸念があるのかも知れませんが、結局大人でも正しい判断はできないから同じだと思う。高齢者もタレント候補すきだし。正しい判断をするには、まず投票して経過観察するという実践経験が大事かもしれない。
選挙は正しい人を選ぶだけが目的ではなく、政治家に国民（票田）の方を向かせるためのシステム。いづれにしろ、引き下げられた世代の投票率が肝です。

飲酒やタバコは別設定が良いですよね。すでに運転免許や風俗は18禁なんだし。

一言で「成人」といっても、この言葉が内包するのは複数の要素です。
makin8sさんが挙げられた「選挙権」、「飲酒や喫煙が認められる年齢」、「社会的な成熟度」等々。

各要素は一度分けて考えたほうがいいのではないかな、と思います。例えば「選挙権」なら、若者の政治参加を促進する意味で18歳に引き下げてもよいのでは。
「飲酒・喫煙」は身体の成長に関わるので、客観的なデータをとって、適切な年齢を見直す（いずれにせよ、過剰摂取は体によくないけれど）。
「社会的な成熟度」でいえば10代でも立派な「大人」がいますし、40代50代、それ以上でも「子供」がいると思います。

政府が検討しているのは主に「選挙権」や「飲酒・喫煙」でしょうから、「選挙権」だけなら、18歳への引き下げに賛成します。若者の声が反映されやすい環境を整えるのも、社会の先輩である大人たちの大切な役割だと思います。

成人年齢って、肝は選挙権のことですよね？

適切な成人年齢なんて無いと思いますし、18でも20でも大差ないと思いますが、いま敢えて引き下げるのには違和感。18歳世代が要求してないのに引き下げても、彼らが投票に行かなかったら何も変わらない。タバコと酒の消費が増えて、医療保険に悪影響なだけ。それより20歳前半の人、選挙に行ってください。

脱線ですが、老人の選挙権は見直して欲しい。高齢化社会では現役世代の意見が政治に反映されにくいから。「年金受給者は投票権無し」とかどうでしょう、過激すぎますか？

ユニセフと「子どもの権利条約」（引用文献　http://bit.ly/Jpo1YS　）において、ユニセフは、活動の計画をたてるときに、とくに、考えていることとして、

１．子どもにとって一番よいことを提供すること。
２．差別がないこと。住んでいる地域や性別、年齢などによって損をしたり、差別をされたりしないこと。
３．子どもの命と健康を守るためのプログラムに力を入れること。
４．子どもの意見や考えを生かし、いろいろな場面で子どもが参加できるようにすること。

とあります。

逆に言えば、これら４つのことは、大人の社会では、まだ、十分に、考えられていません。
もちろん、自分ひとりでは、これらの大切なことを、十分に考えることはできないし、そのために他者との理解と協力が必要になってくるのですが、守られていた子ども時代から、自分と他者とで考え、行動できるようになるのが、何歳からなのか、というのが、茂木さんの言う、日本人の成人年齢は何歳が適切か、という問題と、関わってくると、私は、理解しました。

そして、ユニセフの「子どもの権利条約」のような、子どもにとって一番よいことを提供することを考えられるのが、日本人の成人年齢だとすると、ひとりの成人として子どもと考え、子どものために行動できるのが、何歳か？ということで、もちろん、自分のこともできなくちゃならないし、他者とも考えられるし行動できるようになる、これらのことが、若いうちからできることは、素晴らしいと思います。全国的に、これらのソーシャルスキルが、身につくのは、何歳か？の統計を、日本人の成人年齢を決めるのに、役立たせられたら、素晴らしいと思います。