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高城剛 
高城未来研究所「Future Report」
高城未来研究所は、近未来を読み解く総合研究所です。実際に海外を飛び回って現場を見てまわる僕を中心に、世界情勢や経済だけではなく、移住や海外就職のプロフェッショナルなど、多岐にわたる多くの研究員が、企業と個人を顧客に未来を個別にコンサルティングをしていきます。毎週お届けする「FutureReport」は、この研究所の定期レポートで、今後世界はどのように変わっていくのか、そして、何に気をつけ、何をしなくてはいけないのか、をマスでは発言できない私見と俯瞰的視座をあわせてお届けします。

【プレタポルテおすすめ記事】
日本は経済活動の自由がある北朝鮮
高城剛のメルマガ『高城未来研究所「Future Report」』紹介動画


【 料金(税込) 】 880円 / 月 <初回購読時、1ヶ月間無料!!> 【 発行周期 】 月4回配信(第1~4金曜日配信予定。12月,1月は3回になる可能性あり)
【 最新発行日 】 2024年 10月 25日
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このメールマガジンは、世界情勢の裏側、エネルギー、水と食物、テクノ
ロジーとメディアなどの未来の動向を読み解く、【高城未来研究所】が、
毎週金曜日にお届けする高城剛主筆のレポートです。
マスメディアではなかなかお話しできない俯瞰的な視点と私見を、出来る
だけ早くお伝えいたします。

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┃高┃城┃未┃来┃研┃究┃所┃【 Future Report 】 Vol.001
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/ 創刊特別号・6月24日発行 /

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ー未来研究所設立にあたってー

いったい「未来」とは、なんなのでしょうか?
未来とは、ただの自分の予定にしか過ぎないと僕は思います。
だから未来とは「いますぐ立てる楽しい予定」のことです。

恐れや不安から考える未来は、現実逃避であり、
楽しさの追求でしか、明るい未来は描けないと、僕は自身を振り返って
いつも感じます。

そして、その楽しい予定を立てるために「本当は、いま世界はどうなって
るの?」は、出来るだけ理解したほうがいいでしょうし、
「どこかへ行ってみようかなあ」と思ってるなら、なおさらです。

同じように、こうしなければいけない、ここにいなければならない、
と固定観念を持ってしまうのも、自身の未来の可能性を狭めていると思
います。

どこかに出かけてみるのもいいか、とほんの少しでも思うときに、
「行かない」ことや「行けない理由」を考える人はいません。
まずは「行けるかどうか」を、考えるだけ考えます。
そして、行き先を検討したり、貯金をしたり、持っていく荷物を考えたり、
準備をします。
モチロン、行き先が楽しそうか、旅行なら安全かどうか、色々検討するこ
ともあるでしょう。
そして、その計画中は、間違いなく楽しい気持ちなんだと思います。

また一見、「絶対無理」と「必ずできる」ような相反することを並行して
成立させること、が、可能な現代に生きています。
二十年前では、とても個人ではできなかったようなことが出来る時代に、
僕らはいるのです。

できなかったり、矛盾しているようなことを、いままでに考えもつかなかっ
た方法ですぐに考え予定してみること。

それが「未来」なんだと、僕は思います。

そして、自分の未来は選べるのです。

だから、他者に依存するのではなく、
冷静に現実を見て、自分で楽しい計画をたて準備するのをご一緒できたらと
思います。

「未来」は、いつも自分の中にしかないのですから。

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:: 目次
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… 1. 近況
… 2. 世界の俯瞰図
… 3. デュアルライフ、ハイパーノマドのススメ
… 4. 高城式健康法
… 5. 直感力の上げ方
… 6. 著書・講演のお知らせ
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■ 1. 近況
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主筆高城剛は、毎週のように世界を移動しておりますので、
このメールマガジンが、発行される国や都市は、都度に異なります。
まずは、いまどの都市にいて、なにを見て、どう思っているのか、を
お知らせしたいと思います。

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栄えあるメールマガジン創刊特別号の発行は、ここ東京からお届けしま
す。今週は、新刊「時代を生きる力」(マガジンハウス刊 6/23発売)にあ
わせ、東京に戻ってきています。

天候不順は、梅雨の時期に仕方がないと感じますが、
もっと大きな気象変動や、太陽の活動に問題があるのでは、と思えるほ
どの東京の日照時間の昨今です。

数年前に発刊した自著「サバイブ南国日本」(集英社刊)にも書きまし
たが、温暖化とは、ただ暑くなるのではなく、夏に突然寒くなったり、
信じられないほどに暑くなったりすることで、その激しい気象の変化に、
人々の思考と心がついていけなくなることが問題だと記しました。

日々、正しい判断ができるように、皆様心がけてくださいませ。

ちょっとおかしい、と自分で感じたら、悪化する前に、思い切って休み
を取って旅行に行く事をお勧めします!


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■ 2. 世界の俯瞰図

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日本で発行されている大手新聞社の記事の9割は、日本国内の記事で構
成されています。
しかし、このグローバル化した世界では、政治や経済、テクノロジーや
食べ物までもが、一国だけで完結することはありません。
このコーナーでは、世界を俯瞰的に見ながら、日本の立ち位置を考えて
いきたいと思います。

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北アフリカからはじまった民衆の蜂起は、
4月にロンドンに飛び火し、50万人を超える大型デモになりました。
その後、東欧へと移り、最近は中国広州でも騒乱があり、パトカーなど
が燃やされ、かなりの大事になりました。
これは、世界中の人々の心が不安定になっていることを物語っていると
思います。

背景は、いくつも考えられますが、経済や政治の「行き詰まり」感です。
これは、日本を見ていてもわかる事だと思います。

この経済と政治をつないでいるのは、大企業なのは間違いありません。

いまの民主国家の実態は、少し乱暴に書けば、

国民<一部の役人<政府中枢<多くの役人<大企業

の構造であり、日々起きている問題は、

「大企業が雇用を生み出し、国民を豊かにする」という前近代モデルに
変わるモデルを、誰も提案できてないからだと思います。

第三の波で有名なアルビン・トフラーは、
二十一世紀は、「インディビデュアル・エンパワーメント」の時代であ
る、と話しています。

簡単に言えば、個人の時代です。

ですので、「個人や小さな集団が雇用を生み出し、総じて国家や国民を
豊かにする」システム変換が、いまの時代早急に必要であり、
そうすると、現在の多くの役人や大企業の存在、引いては旧体制の国家
という存在が脅かされてしまい、
個人は、個を殺す事で日本のためになる、合い言葉は「がんばろう、
日本」であり、しかしさて、この「日本」とはなんでしょうか?
これが、各々日本人が問われているいま最大の問題だと考えます。

増税や電気代の値上げを政府は目論む一方、この機に経団連を中心とし
た大企業利権にメスを入れる事はありません。

そして、この「がんばろう、日本」をより強力にするために、
ここ数年間で国政は混乱しながらも、大きな連立へとつながり、大企業
は守られながら、緩やかな全体主義へとなるでしょう。
そうやって、かつては第二次世界大戦ははじまったのです。

ですので、戦後は大問題だった当時の大企業=財閥は、すぐに解体され
ました。
また、1997年の金融危機の際にも、韓国の財閥は解体されました。
すなわち、いまの日本の問題のひとつは、経団連を中心とした日本の大
企業にあるのです。
モチロン、大企業のスポンサードで成り立っている大手メディアでこの
ようなことを言う人はいません。
そして、その多くの企業はグローバル化し、日本の企業とは実態は言え
なくなり、雇用も生み出すどころか、リストラし多くの日本人の生活を
圧迫しています。
国際資本と化した形だけの日本企業のために、日本人は疲弊していると
言ってもいいでしょう。

実はこれは、日本だけの問題ではありません。
国際資本企業が巨大になり、世界各国で問題を起こすようになって、
アフリカもイギリスも東欧も中国も騒乱が起きているのです。
各国の騒ぎは、政治ではなく国際資本企業と各国の政府の関係の問題で
あり、
ですので、この4月に起きたロンドンのデモも数百人が暴徒と化し、
銀行や大企業の経営する店舗に打ち入りをし、企業を守る現政府に対し
て抗議したのです。

この問題の解決策を、世界は持っていません。
前回は、戦争でした。
今回は、大きな気象変動か、また原発事故のような惨事が続く事なのか、
わかりません。
しかし、世界は偏った方向に向かっているのは、確かなのです。

この偏った世界の現実を直視し、
この時代をいかに生き抜いていくのかを、このメールマガジンをお読み
くださる人たちと、これから一緒に考えていきたいと思います。


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■ 3.デュアルライフ、ハイパーノマドのススメ

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このコーナーでは、日本人がロングステイ(長期滞在)やデュアルライ
フ(二重生活)を行うのに適した“理想の地”を模索していきたいと思い
ます。
毎月、一つの都市にスポットをあて、その地の基本データから滞在費用、
必要なビザなど、暮らしに役立つ情報を計4回に分けて紹介していきます。
第1回は、タイ北部に位置し、ミャンマー国境に近い古都・チェンマイを
フィーチャーしました。

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+++ CASE : 1 [ チェンマイ ] 第1回(全3回)

…チェンマイ概要

 チェンマイは、かつてタイ北部を支配したラーンナー王朝時代に首都
として栄え、タイ第二の都市と呼ばれている。市内には、今も当時の栄
華を偲ばせる美しい寺院や庭園が数多く残っている。日本にたとえるな
ら、京都や奈良といったところで、伝統と歴史を感じさせる落ち着いた
風情が魅力の街だ。

 もちろん、街の中心部にはホテルやショッピングセンター、娯楽施設
などが立ち並び、近代都市としても十分機能している。一方、少し離れ
れば景色はすぐにのどかな田園風景に変わる。タクシーでワンメーター
ほど移動するだけで豊かな自然を堪能することができるのも、この街の
特徴だ。

 チェンマイの知名度は、日本の若い世代の間ではバンコクに比べると
それほど高くはないかもしれない。しかし近年、リタイアした中高年層
にはロングステイ(長期滞在)に最適な地として圧倒的な支持を誇って
いる。実際、2001年に885人足らずだったチェンマイの在留邦人数は、
2010年には約2651人まで急増。10年足らずで約3倍に膨れ上がっているの
だ(※1)。もちろん、これは在留届のあった邦人数なので、観光ビザ
で出入国を繰り返している若者たちや不法滞在者を含めれば、その数は
4000人ほどになるともいわれている。

…チェンマイの魅力

1.恵まれた気候

 まず、気候に恵まれていること。チェンマイには熱帯特有の雨季(5~
10月)と乾季(11~4月)があるが、年間の平均気温は23℃前後と暖か
く、日本の真冬のような厳しい冷え込みはない。雨季も一日中雨が降り
続けるわけではないので、3~4月の酷暑期を除けば、おおむね過ごしや
すい環境ということができる。

2.物価の安さ

 次に、物価の安さだ。経済成長が著しいタイでは近年、物価も上昇傾
向にあるというが、それでもチェンマイの物価は日本のほぼ4分の1で、
バンコクと比べても3~4割は安いという印象だ。ちなみに1バーツは日
本円で約2.6円(2011年6月20日現在)。

 具体的な例を挙げると、食堂のスープ付きチャーハンなら約30バーツ
(約78円)、ホテルのバイキングランチなら200~300バーツ(約520~
780円)ぐらいで食べられる。

 また、生活費の大部分を占める住居費が安いのも魅力だ。チェンマイ
では月額5000バーツ(約1万5000円)も出せば、そこそこのグレードの
キッチン付きワンルームが借りられるという。生活コストの低さはロン
グステイ、また日本とのデュアルライフ(二重生活)において、とても
重要なポイントだ。

 そういう意味では、日本からの移動時間と費用も気になるところだ。
日本からチェンマイへの移動は、乗り換えも含めるとおよそ9時間。行き
方は、成田から首都バンコクまでの直行便を利用して国内線に乗り換え
るルートと、いったん韓国の仁川(インチョン)国際空港を経由して、
そこからチェンマイへの直行便を利用するルートがある。費用的には前
者の方がややリーズナブルだ。また、2010年11月からは羽田空港にも
バンコク行きの直行便が就航したので、都心からのアクセスがかなり向
上している。

3.治安の良さと医療面の充実

 さらに、治安面や医療面での不安が少ない点も、ロングステイやデュ
アルライフを目指す日本人の背中を後押ししている。治安については、
ひったくりや置き引き、スリといった軽度の犯罪に注意をしていれば、
ほぼ日本と遜色ないレベルで安全だと言える。

また、医療に関しても、先進国並みの設備と技術がそろっているので安
心だ。とくに、日本語の通じるスタッフが常勤している病院が複数ある
という点は、英語やタイ語に自信がない人にとっては非常に心強いと言
えるだろう。市内の北西部にあるチェンマイラム病院や私立ランナー総
合病院などはクリーンで設備も整っているため、万が一のケガや病気の
際にはここを訪ねるといいだろう。

…チェンマイで気をつけること

 ちなみに、チェンマイおよびタイに滞在する際に最も気をつけたいの
は、下痢や食中毒などの消化器感染症だ。衛生的な環境に慣れた日本人
はうっかり油断しがちだが、水道水をそのまま飲まない、しっかり加熱
処理された食べ物を選ぶなどの自衛は必要だ。

 蚊によって媒介されるデング熱の流行にも気をつけた方がいい。も流
行している。また、チェンマイでは感染の可能性は低いというが、タイ
全体ではマラリアやチクングニア熱の患者数が増加しているので、こち
らも念のため警戒が必要だ。これらの感染症には有効なワクチンがない
ので、出来る限り虫に刺されないことが肝心。蚊帳や蚊取り線香、虫よ
けスプレーなどで最大限に防御するべきだろう。

 また、2006年以降の感染報告はないものの、鳥インフルエンザのヒト
への感染にも注意を払っておくべきだろう。その他、狂犬病、日本脳炎、
A型・B型肝炎、腸チフスなどにかかる可能性があるので、ワクチンがあ
るものに関しては渡航前に予防接種を受けておく方がいいだろう。

…チェンマイでの注意点

 以上、日本人にとってかなり暮らしやすいと思われるチェンマイだが、
もちろん困ることもある。歩道がきちんと整備されていないため歩きに
くいことと、焼畑農業と排気ガスによる空気の汚染だ。とくに乾季の終
わり頃には、汚れた空気が滞留して、マスクなしで出歩くと鼻や喉が痛
くなることも少なくない。また、観光地以外の場所では英語や日本語が
通じるとは言いがたく、長く滞在するのであればやはり必要最低限のタ
イ語を勉強した方が快適な暮らしを送ることができそうだ。

…次号予告

 次回は、ビザの種類や住居の探し方、収入を確保する方法などについ
てレポートしていこう。

*1・・・在タイ日本国大使館発表のデータより

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■ 4.高城式健康法
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「健康のためなら死んでもいい」とまで思った健康オタクがたどり着い
た健康法。独創的かつ偏狭な高城式健康法について、お話ししたいと思
います。

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いまから十年前まで、僕は偏食の極みで、野菜をまったく食べませんで
した。

正直、当時は野菜はあまり好きではなく、肉が中心で、ジャンクフード
やファミレス、スナックという困った生活を誇らしげに思っていた時期
があります。

その後、パーソナルトレーナーについてジムで身体を鍛える時、
徹底的な食事制限をされて、身体は締まった(体脂肪率9%、体重48kg)
のですが、なぜかこれにも納得いかない自分がいました。

そして4年ほど前に移り住んだロンドンで、出会ったのが「オーガニッ
ク」というムーブメントです。

この時の詳細は自著「オーガニック革命」(集英社新書)に、綴ってい
ます。

そしてさらに、マクロビ、アーユルヴェーダ、有機を減らし自然野菜へ
と転換し、いまでは玄米しか食べない完全玄米主義です。

野菜もおかずもみそ汁さえも飲まないで、玄米だけを食べて暮らしてい
まして(相変わらず極端ですが!)、これが体調がもっともよく、
実際、毎年受ける人間ドックのデータを見ても年々健康になっているの
がわかります。

また、玄米だけを食べていると、体重がまったく増えません。
日々、運動は皆無に近いのですが、不思議と太る事はありません。

その分、玄米の品質と種類、炊き方には、誰よりもこだわりと研究をし
ています。
最近は、発芽玄米を枇杷茶炊きしたり、発酵酵素玄米にマヌカハニーを
入れて作っています。

この世で唯一の完全食品と呼ばれる玄米は、どんな効果があって、いっ
たいどうすれば飽きずに美味しく食べられるのでしょうか?

また、世界を見渡すと、鳥や豚インフルエンザも、少し前まではありま
せんでしたし、ちょっとした外食でO-1xxに感染し、人が重体になるよ
うなことも考えられませんでした。

疫病や食料や水不足も含め、困難な時代に生きているといえるでしょうし、
今後も食については、もっと大事になるとみておいていいでしょう。

次回から、偏食男がたどり着いたあたらしい「健康的な偏食」について、
お話をしたいと思います。


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■ 5.直感力の上げ方

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この難しい時代でもっとも大事なことは、「直感力」に他なりません。
しかし、直感力とはどんなもので、その力を上げることは出来るのでし
ょうか?

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いまから遡る事少し前の2006年、とある有名自動車雑誌の編集長と
の対談で、僕は「これからは水と電気が重要になります」と話していて、
件の編集長の「なんででしょう?」という問いに対し、「直感です」と
断言しました。

それ以外、回答がなく、正直そうだったからです。

その後、モノを99%捨てて住所不定になり、水源のそばに風力発電所
を作ったり、肉や魚、野菜までも食べなくなって玄米食になったのも、
なぜなのかよく聞かれますが、すべて「直感です」としか答えられませ
ん。

この時代、もっと大切なことは「直感力」を上げることが、ビジネスで
も個人的判断でも、もっとも重要なことだと思います。

きっかけは2001年、911世界同時多発テロの時、
それまで「デジタル」一辺倒だった僕のなかで、なにかが変わりました。
2002-05ぐらいにかけて、パーソナルトレーナーをつけて身体を
鍛え、それなりに締まった身体になったと思います。

その後00年代後半になると、今度は「心」を鍛えようと思いました。
どんなに大変なことがあっても、強くいられる心や直感力をあげるため
です。

「心身」という言葉が示すように、身体を鍛える事は、心を鍛えます。
実際、身体を鍛えると、その通りだと実感しました。

しかし、直感力のようなものは、もう少し別にあると考え、言葉が適切
かどうかわかりませんが、

「身体」ー「心」ー「魂」のような関係があって、「身体」と「心」を
磨くパーソナルトレーナーや、かつての武術師範のような方々の仕事で
あり、「心」と「魂」を磨くかつての僧侶や神官のような人が、これか
らの時代、必要なのではないか、と考えるようになったのです。
それは、あらゆる剣豪や将軍の一代記を読んでも、必要性を感じます。

そこで僕は、何人かの「身体」と「心」を磨くトレーナーを見つけ出し、
トレーニングをはじめました。
別に心を病んでいるわけではないので、むしろ元来丈夫な精神力を持っ
ているほうで、それを凌駕するトレーナー探しは、困難を極めました。

それは国内にとどまらず、また、並行して独自の瞑想法を編み出し、特
に最近は「気功」を自分に出す「自分気功」に精を出しています。
いままで「気功」は、誰かに施されたり、もしくは、それなりに熟練す
れば誰かに施すものでした。

僕は、「気」を自分に放ちます。
この発想の転換が、直感力をあげるのに、多いに役立ちました。
ウルトラマンが「スペシウム光線」を自分に放つ事は想定外でしょうし、
いまは想定外の時代ですので、想定外の発想を持つ事が大事だと考えま
す。

この自分で自分に「気」を放つことをメインとすることを「自分気功」
や「自分気術」と勝手に名付けて(いい名前思案中)、
自身で「心」と「魂」を日々磨き、直感力をあげています。
5年前に、「これから大事なのはエネルギー」だと思ったのと同じよう
に、いまは、「これから大事なのは身体エネルギー」だと感じるのです。

これから数回に渡り、「いったいどうすれば、直感力があがるのか?」
を、僕の気功の先生に、直接お話しを伺いたいと思います。


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■ 6.著書・講演のお知らせ

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

最新著書
6月23日発売「時代を生きる力」(マガジンハウス刊)

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

http://www.amazon.co.jp/dp/4838722648


大好評を博した、高城剛の著作本「私の名前は高城剛。住所不定、職業
不明」の続編との言うべき本書。
今回は、東日本大震災後の日本のエネルギー問題、マスメディア、政治、
ライフスタイルに関しての特別寄稿。前 回同様、Q&Aの形で高城が
“日本の未来”をどう考え、何をすべきか考えているかが明らかに。

Q.東日本大震災や原発事故を通して、いかがお考えですか?
Q.政府や東電が情報を隠していると言われていますが?
Q.震災復興は、どのような手だてがいいでしょうか?
Q.エネルギー政策については、いかがですか?
Q.具体的な代替エネルギーは、どのようなものがいいと考えますか?
Q.エネルギー産業は、今後どうなるのでしょう?
Q.ずばり、日本が良くなるには、どうしたらいいのでしょう?
Q.もし、具体的に発電をしているのなら、問題点も含め教えてください。
Q.外交に関しては?

http://www.amazon.co.jp/dp/4838722648


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┃高┃城┃未┃来┃研┃究┃所┃『 Future Report 』 Vol.001
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【 創刊特別号・6月24日発行 】
[著者プロフィール] 1964年葛飾柴又生まれ。日大芸術学部在学中に「東京国際ビデオビエンナーレ」グランプリ受賞後、メディアを超えて横断的に活動。 著書に『ヤバいぜっ! デジタル日本』(集英社)、『「ひきこもり国家」日本』(宝島社)、『オーガニック革命』(集英社)、『私の名前は高城剛。住所不定、職業不明。』(マガジンハウス)などがある。 自身も数多くのメディアに登場し、NTT、パナソニック、プレイステーション、ヴァージン・アトランティックなどの広告に出演。 総務省情報通信審議会専門委員など公職歴任。 2008年より、拠点を欧州へ移し活動。 現在、コミュニケーション戦略と次世代テクノロジーを専門に、創造産業全般にわたって活躍。ファッションTVシニア・クリエイティブ・ディレクターも務めている。 最新刊は『時代を生きる力』(マガジンハウス)を発売。