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ハックルベリーに会いに行く
2021.7.29
人間はなぜ間引かれるのか?(1,896字)
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人間はなぜ間引かれるのか?(1,926字)
今回は、連載をお休みして、人間の間引きについて書いてみたい。
「人間の間引き」はなぜ行われるのか?
その前に、そもそも「間引き」とは何か?
それは、「人を社会的に抹殺すること」である。直接的に殺すことではない。
昔から、人は人を「社会的」に殺してきた。みんなで抹殺するのだ。
なぜかというと、直接的に殺すと、周囲の人に恐怖心を与え、本人もいい気がしないからだ。最悪、殺した本人がその後で、周囲の誰かから殺される。そういう殺しの連鎖が起こる。
しかし、「社会的抹殺」なら、周囲にそれほど恐怖を与えない。従って、殺人の連鎖も起きない。それで、間引きとしての「社会的抹殺」というソリューションが、世の中に定着したのである。
間引きは、もちろん今もある。学校のイジメ、入試、就活、そして離婚や会社の出世争いや近所の揉め合いなど、とにかく人は至るところに「社会」と「規範」を作り、そこからはみ出したものを間引いている。
この間引きをやめようという考えは、今のところ起こっていない。それは「差別をやめよう!」と呼びかけている人たちを見ると分かりやすい。
彼らは、差別する人を社会的に抹殺しようとしている。文字通り間引こうとしている。差別をやめようというリベラリストまでが、間引きには平気で加担しているのだ。
では、なぜ間引きはなくならないのか?
みんなで幸せに暮らしていくことはできないのか?
それは、おそらくできない。なぜなら、間引きをなくしたら、人類は絶滅してしまうからだ。絶滅はさすがに誰も望んでいないから、間引きはなくならない。間引かれる側の人間でさえ、「人類が絶滅するのなら、自分が間引かれるのは仕方ない」と、本能的に思うようにできている。
間引きシステムが継続しているのは、それが一番効率がいいからだ。例えば、新たなウィルスが出現したとき、それに対抗するワクチンを開発する。その際、人体実験が行えれば、データは集めやすくなり、開発のスピードは桁違いに上がる。
ただし、人体実験に参加し、失敗した人は、間引かれることになる。しかし、人類全体の存続確率は高まる。そんなふうに、間引きは種の存続への貢献が大きい。
お弁当もそうだ。コンビニのお弁当は、必要とされる分だけ売り出しても、あまり食べてはもらえない。引き立て役のお弁当をあえて作り、後で廃棄処分(間引き)した方が、売上げが上がる。
そんなふうに、間引きは人間社会に限らず、宇宙全体を貫く一つの真理だろう。全体として生き残りたければ、たくさん作って、上手くいったものだけ残し、失敗したものを間引くのが手っ取り早いのだ。
人の命にも、この法則が残念ながら当てはまる。たくさん生んで、まともに育った者だけ生かし、あとは間引くのである。そうすることで、人類という種は存続を許されてきた。
つまりこれは、どうあがいても避けられない。我々は、間引きレースのただ中に放り込まれ、そこから逃れる術はないのだ。
ただ、ご安心いただきたい。これを読んでいるあなたは、今の時点でかなり「間引きを避けられている」からだ。そもそも、このメルマガを読んでいる時点で、間引きの列からは遠く離れていることの証明である。
なぜなら、世の中には、ここに書いてあることが全く理解できない人が多い。そして、そういう人から順に間引かれていく。世の中には、ぼくの言うことを理解してくれない人が多い。なんなら、ぼくの言うことを嫌い、反対する人の方が大多数だ。
その意味で、ぼくはほとんど「村八分」状態といえよう。そう考えると、普通なら間引かれていてもおかしくないのだが、むしろ間引かれているのはぼくを村八分にしようとしている人たちの方だ。彼らのようなマジョリティが今、間引かれるという混沌とした状態にある。
なぜ、ぼくやこのメルマガを読んでいるあなたは、マイノリティなのに間引かれないのか?
その理由はただ一つで、「正しい」からだ。正しさこそ、この世の圧倒的な正義で、どんなにマイノリティでも、間引きは免れられる。逆に、どんなにマジョリティでも、どんなに立派な人でも、間違えばすぐに間引かれてしまう。
今、結婚にまつわるトラブルのさなかにいる人たちは、その意味で、間引かれる危険性が高い。なぜなら、そもそも今の時代に結婚しているということが、間違っているといえるからだ。
今の時代に結婚は、正しくない。こう言うと、「しかしおまえも結婚しているではないか」と思われるかもしれないが、しかしぼくの結婚は、ある意味今の時代とは違った形だ。それは未来的な形の結婚なのである。だからセーフだ。
その意味で、この記事の最終的な結論は、小学生みたいな言葉になる。
「ぼくは ただしいから せーふ」
しかし、これは真実だ。
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