トップ 書籍一覧 メルマガ一覧 ご利用ガイド サロン・通信講座
夜間飛行トップ > 岩崎夏海のメールマガジン 「ハックルベリーに会いに行く」

ハックルベリーに会いに行く 2021.7.29 〈人間はなぜ間引かれるのか?(1,896字)〉

2021年07月29日配信
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ハックルベリーに会いに行く
2021.7.29
人間はなぜ間引かれるのか?(1,896字)

■ePub版→http://yakan-hiko.com/EPUB11067
■mobi版→http://yakan-hiko.com/MOBI11067
■web版 →http://yakan-hiko.com/BN11067
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


【ご案内】
岩崎夏海のメールマガジン「ハックルベリーに会いに行く」は、混沌とした現代を毎朝2000字で読み解く有料メルマガです。月-金の毎朝6時配信(月間約22記事)予定。

月:ニュース解説
火:連載企画
水:Q&A
木:社会論
金:本・映画のリコメンド

でお届けします!

Q&Aコーナーへのご質問は、
huckletv@gmail.com
にお送りください。


―――――――――――――――――――――――――――――――――
※メルマガ『ハックルベリーに会いに行く』は、PC、スマフォ、電子書籍リーダーなど、各種形式に対応しています。
※ePub版/Mobi版は、対応の電子書籍リーダー(専用端末やスマートフォンのアプリなど)で読むことができます。
※有料メルマガの購読、課金に関するお問い合わせは、
support@yakan-hiko.comまで。届かない場合などは迷惑メール等に分類されている場合もありますので予めお確かめください。
※バックナンバーは下記からウェブ経由で購入することができます。有料です。
http://yakan-hiko.com/huckleberry.html
※購入済みのバックナンバーは何度でも再送できます。PCもしくはスマートフォンの著者ページ( http://yakan-hiko.com/huckleberry.html )からログイン後、バックナンバー→ご希望の号を開き、メールアイコン横の本のアイコンからダウンロードしてください。
※本メールマガジンの変更・解約は夜間飛行のホームページ
http://yakan-hiko.com/
ログイン後、マイページよりご申請ください。

―――――――――――――――――――――――――――――――――


人間はなぜ間引かれるのか?(1,926字)

今回は、連載をお休みして、人間の間引きについて書いてみたい。

「人間の間引き」はなぜ行われるのか?
その前に、そもそも「間引き」とは何か?
それは、「人を社会的に抹殺すること」である。直接的に殺すことではない。

昔から、人は人を「社会的」に殺してきた。みんなで抹殺するのだ。
なぜかというと、直接的に殺すと、周囲の人に恐怖心を与え、本人もいい気がしないからだ。最悪、殺した本人がその後で、周囲の誰かから殺される。そういう殺しの連鎖が起こる。

しかし、「社会的抹殺」なら、周囲にそれほど恐怖を与えない。従って、殺人の連鎖も起きない。それで、間引きとしての「社会的抹殺」というソリューションが、世の中に定着したのである。

間引きは、もちろん今もある。学校のイジメ、入試、就活、そして離婚や会社の出世争いや近所の揉め合いなど、とにかく人は至るところに「社会」と「規範」を作り、そこからはみ出したものを間引いている。

この間引きをやめようという考えは、今のところ起こっていない。それは「差別をやめよう!」と呼びかけている人たちを見ると分かりやすい。

彼らは、差別する人を社会的に抹殺しようとしている。文字通り間引こうとしている。差別をやめようというリベラリストまでが、間引きには平気で加担しているのだ。

では、なぜ間引きはなくならないのか?
みんなで幸せに暮らしていくことはできないのか?

それは、おそらくできない。なぜなら、間引きをなくしたら、人類は絶滅してしまうからだ。絶滅はさすがに誰も望んでいないから、間引きはなくならない。間引かれる側の人間でさえ、「人類が絶滅するのなら、自分が間引かれるのは仕方ない」と、本能的に思うようにできている。

間引きシステムが継続しているのは、それが一番効率がいいからだ。例えば、新たなウィルスが出現したとき、それに対抗するワクチンを開発する。その際、人体実験が行えれば、データは集めやすくなり、開発のスピードは桁違いに上がる。

ただし、人体実験に参加し、失敗した人は、間引かれることになる。しかし、人類全体の存続確率は高まる。そんなふうに、間引きは種の存続への貢献が大きい。

お弁当もそうだ。コンビニのお弁当は、必要とされる分だけ売り出しても、あまり食べてはもらえない。引き立て役のお弁当をあえて作り、後で廃棄処分(間引き)した方が、売上げが上がる。

そんなふうに、間引きは人間社会に限らず、宇宙全体を貫く一つの真理だろう。全体として生き残りたければ、たくさん作って、上手くいったものだけ残し、失敗したものを間引くのが手っ取り早いのだ。

人の命にも、この法則が残念ながら当てはまる。たくさん生んで、まともに育った者だけ生かし、あとは間引くのである。そうすることで、人類という種は存続を許されてきた。
つまりこれは、どうあがいても避けられない。我々は、間引きレースのただ中に放り込まれ、そこから逃れる術はないのだ。

ただ、ご安心いただきたい。これを読んでいるあなたは、今の時点でかなり「間引きを避けられている」からだ。そもそも、このメルマガを読んでいる時点で、間引きの列からは遠く離れていることの証明である。

なぜなら、世の中には、ここに書いてあることが全く理解できない人が多い。そして、そういう人から順に間引かれていく。世の中には、ぼくの言うことを理解してくれない人が多い。なんなら、ぼくの言うことを嫌い、反対する人の方が大多数だ。

その意味で、ぼくはほとんど「村八分」状態といえよう。そう考えると、普通なら間引かれていてもおかしくないのだが、むしろ間引かれているのはぼくを村八分にしようとしている人たちの方だ。彼らのようなマジョリティが今、間引かれるという混沌とした状態にある。

なぜ、ぼくやこのメルマガを読んでいるあなたは、マイノリティなのに間引かれないのか?

その理由はただ一つで、「正しい」からだ。正しさこそ、この世の圧倒的な正義で、どんなにマイノリティでも、間引きは免れられる。逆に、どんなにマジョリティでも、どんなに立派な人でも、間違えばすぐに間引かれてしまう。

今、結婚にまつわるトラブルのさなかにいる人たちは、その意味で、間引かれる危険性が高い。なぜなら、そもそも今の時代に結婚しているということが、間違っているといえるからだ。

今の時代に結婚は、正しくない。こう言うと、「しかしおまえも結婚しているではないか」と思われるかもしれないが、しかしぼくの結婚は、ある意味今の時代とは違った形だ。それは未来的な形の結婚なのである。だからセーフだ。

その意味で、この記事の最終的な結論は、小学生みたいな言葉になる。
「ぼくは ただしいから せーふ」
しかし、これは真実だ。


─────────────────────────────────
※メルマガ『ハックルベリーに会いに行く』のQ&Aコーナーでは皆さんからの質問を受けつけています。ご質問は、
huckletv@gmail.com
までお送りください。
※有料メルマガの購読、課金に関するお問い合わせは、
support@yakan-hiko.com
まで。届かない場合などは迷惑メール等に分類されている場合もありますので予めお確かめください。
※本メールマガジンの変更・解約は夜間飛行のホームページ
http://yakan-hiko.com/
ログイン後、マイページよりご申請ください。
─────────────────────────────────

岩崎夏海のメールマガジン
「ハックルベリーに会いに行く」

岩崎夏海
【 料金(税込) 】 880円(税込) / 月
【 発行周期 】 基本的に平日毎日

『毎朝6時、スマホに2000字の「未来予測」が届きます。』 このメルマガは、『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』(通称『もしドラ』)作者の岩崎夏海が、長年コンテンツ業界で仕事をする中で培った「価値の読み解き方」を駆使し、混沌とした現代をどうとらえればいいのか?――また未来はどうなるのか?――を書き綴っていく社会評論コラムです。 現代は、変化の激しい時代。「価値」の移り変わりには非常に目まぐるしいものがあります。例えば、記憶に新しい佐村河内守さんや小保方晴子さんのニュース。その評価はきわめて短期間に乱高下しました。そのため、多くの人がそれをどうとらえればいいのか、混乱をきたす事態にもなったのです。 そういう先の見えない時代だからこそ、現代を読み解き未来を予測する、「価値を見極める目」の重要性が増しています。その「目」を、20年以上にわたって流行り廃りの激しいコンテンツ業界に身を置き、また自身「もしドラ」というミリオンセラーを記録した筆者が、そこで培った「価値の読み解き方」を武器に、平日の毎朝6時に2000字ほどのコラムとして提供していくのがこのメルマガです。 その内容は曜日ごとに分かれており、月曜日は「ニュース解説」、火曜日は「連載企画(現代は『競争考』)」、水曜日は「Q&A」、木曜日は「身辺雑記(筆者が携わっている事業やそこに関わる人々の裏話など)」、金曜日は「本・映画のリコメンド」となっております。 読み物として楽しめるのはもちろん、価値の読み解き方の指針、未来予測の材料としてもご活用いただけます。

※バックナンバーは購読申請時までに発行されている最新号から購読できます