二大技法「ディグニティ」と「プロフェクション」のエッセンス
現代占星術学習の定番テキストとしてロングセラーになっている『鏡リュウジの占星術の教科書』シリーズの第4巻・5巻が今年立て続けに刊行され、占星術学習者の間から高い評価をいただいています。
占星術実践者が押さえておきたい必須のテクニックをトップアストロロジャーたちが執筆、講義するこの教本、日本の占星術の歴史に残る本になりました。
今回の企画はその刊行を記念する特別講座です。
執筆陣の中からいけだ笑みさん、田中要一郎さんにご登壇いただき、惑星の力を測る「ディグニティ」、また古典占星術における未来予測の基本技法「プロフェクション」のエッセンスを解説いただきます。
プロフェクションはシンプルかつパワフルな技法ですが、シンプルだからこそ使いこなすには惑星のコンディションを測る「ディグニティ」が必須です。
それぞれ技法を解説しつつ、相互にその技術をどのように組み合わせるのか、実践的なところに踏み込みます。
生きた占星術の知恵を学べる内容なので、お見逃しなく。
鏡リュウジ
日程
7月10日(水)19:00〜21:30
講座内容
- 19:00〜19:50
講師:いけだ笑み
星の力を知る失われた鍵「エッセンシャルディグニティ」 - 20:00〜20:50
講師:田中要一郎
伝統占星術による未来予測「プロフェクション」 - 20:50〜21:30
いけだ笑み×田中要一郎×鏡リュウジ
討議・コメント・質問
講師プロフィール
講師:いけだ笑み(いけだ えみ)
宇宙のからくりと人間存在の謎について、物心ついたころから考え続け、古代占星術と錬金術思想にたどり着く。1999年からプロの占術家として活動を開始。主に、ホラリー占星術の研究と実践に取り組みながら、東京、大阪、仙台、福岡などで講師活動やイベントを開催。著書に『ホロスコープが読めるようになる西洋占星術』、『基本の「き」目からウロコの西洋占星術入門』『続基本の「き」目からウロコの西洋占星術入門』、『ホラリー占星術』(以上、説話社刊)。『いますぐ深読みできる フレンドリー・タロット』(太玄社刊)ほか。
講師:田中要一郎(たなか よういちろう)
1974年和歌山県生まれ。 早稲田大学卒。 占術研究家。翻訳家。芸人。西洋伝統占星術、インド占星術、七政四余など古典をベースとした東西の占星術を比較研究する。 日本、中国、インド、欧米の諸師に学ぶ。レイモンド・ロー公認風水師。「クリス・ブレナン ヘレニスティック・アストロロジーコース」「マーティン・ギャンステン マスター・オブ・プライマリーディレクションズ」のディプロマを取得。訳書に、ウィリアム・リリー『クリスチャン・アストロロジー 第1書&第2書、第3書』、ベンジャミン・ダイクス『現代占星術家のための伝統占星術入門』、アラン・レオ『アラン・レオの占星術』、梁湘潤「子平推命 基礎大全」、徐芹庭「風水羅盤大全」があり、対談をまとめた『占術談義』(すべて太玄社刊)がある。
★鏡リュウジ(かがみ りゅうじ)
占星術研究家・翻訳家。国際基督教大学卒業、同大学院修士課程修了(比較文化)。占星術の心理学的アプローチを日本に紹介し、従来の「占い」のイメージを一新。占星術の歴史にも造形が深い。英国占星術協会会員。日本トランスパーソナル学会理事。平安女学院大学客員教授。京都文教大学客員教授。
著書に『鏡リュウジの占星術の教科書『Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・IV・V』『占星術の文化誌』(以上、原書房)、訳書にマギー・ハイド著『ユングと占星術』(青土社)、ジェイムス・ヒルマン著『魂のコード』(朝日新聞出版)、ニコラス・キャンピオン著『世界史と西洋占星術』(柏書房)、リス・グリーン著『占星学』(青土社)『占星術とユング心理学』(原書房)、グレアム・トービン著『占星医術とハーブ学の世界』(原書房)等多数。責任編集をつとめたユリイカ増刊号『タロットの世界』(青土社)は学術的アプローチが話題となる。